KAJIMA20260418役員人事 社長交代を発表 2月12日に行われた当社の取締役会で,取締役および執行役員の人事が決議され,押味会長兼社長が会長に,後任の社長に桐生常務執行役員横浜支店長の就任が内定した。6月(下旬)の株主総会後に正式決定する。 これに伴い,同日15時から帝国ホテル東京(東京都千代田区)で社長交代の記者会見が行われた。会場には,新聞,テレビ,雑誌など,マスコミ各社の記者やカメラマンが集まった。 会見の冒頭,押味社長は天野前社長の急逝に触れ,後継社長の人選については,天野前社長と社外取締役で構成された人事委員会で,かねてよりサクセッションプランを検討してきた経緯を説明。この度,同委員会で慎重に議論を重ねた結果,桐生常務を次期社長(候補)に選定したことを伝えた。「桐生常務は入社以来,東京建築支店の現場を歴任し,若い頃から建築部門の幹部候補として注目されてきた。当社を代表する『東京ミッドタウン日比谷』の工事では,所長として見事なリーダーシップと調整能力を発揮し,難しいプロジェクトを成功へ導いた」と現場時代の功績を紹介。その後の横浜支店長への抜擢は,天野前社長が経営者としての力量を試し,成長を期待した人事であったのだろうと明かした。「横浜支店長としても,関係構築力や利害調整能力の高さを発揮し,難しい支店経営の舵取りを担い,持ち前の包容力と面倒見の良さで人心を掌握した。人事委員会では,こうした人柄や生き様なども含め評価された」と選定の理由を説明。引き続き代表取締役会長として桐生新社長と共に鹿島グループを牽引していきたいと語った。続いて,桐生常務は「創業186年の歴史ある鹿島建設の社長という重責を担うことに,身の引き締まる思いである。変化の激しい社会の中でも,その荒波に呑まれることのないよう,天野前社長が注力した各種施策を継承し,さらに一段高いレベルへと引き上げていきたい。何よりもお客様に信頼され,社員がやり甲斐をもって働くことのできる会社を目指す」と所信表明を述べた。 その後の会見では,公私にわたる質問が寄せられた。桐生常務は,「業績維持・拡大には生産性向上が不可欠である。AIやBIMを活用し,設計施工力,エンジニアリング力を強化するとともに,自動化施工やロボット技術を積極的に導入していく必要がある。また,スタートアップや大学との協業をさらに推し進め,イノベーション創出に取り組んでいく」と,今後の注力分野について語った。技能者の活躍の重要性にも触れ,「私の強みは,多くの現場経験があることに尽きる。技能者を大切にすることで現場は良くなると信じている。こうした繋がりの大切さを,会社の経営にも取り込んでいきたい」と熱意を語った。桐生雅文(きりゅうまさふみ)1961年11月21日生まれ 64歳東京都出身1984年3月 早稲田大学理工学部建築学科卒業1984年4月 鹿島建設入社2009年1月 東京建築支店大崎駅西口C地区開発計画建設工事事務所長2015年2月 東京建築支店(仮称)新日比谷プロジェクト新築工事事務所長2018年2月 東京建築支店建築部長2021年4月 執行役員東京建築支店副支店長2024年4月 常務執行役員横浜支店長2026年4月 副社長執行役員
19KAJIMA202604 新執行役員のプロフィール4月1日付で選任された新執行役員に,就任にあたっての抱負を聞いた。執行役員東京建築支店八重洲二丁目中地区再開発事業新築工事事務所長執行役員東京建築支店副支店長執行役員関西支店副支店長執行役員横浜支店長高橋佳之(たかはしよしゆき)岡田広行(おかだひろゆき)河原慎治(かわはらしんじ)松田雅人(まつだまさと)1964年生まれ。1988年北海道大学大学院工学研究科建築工学専攻修士課程修了,同年鹿島入社。2009年東京建築支店三井記念病院建替計画建設工事事務所長,2024年同支店八重洲二丁目中地区再開発事業新築工事事務所長。北海道出身,62歳。【抱負】周辺地域との共生を大切に,工事の安全と品質の確保を第一に施工を進め,鹿島でしか成しえないものづくりを通じて,社会や顧客,協力会社とのより強固な信頼基盤の確立を目指す。建設業を取り巻く環境は刻々と変化しており,多様な課題に柔軟に対1963年生まれ。1986年東京工業大学工学部建築学科卒業,同年鹿島入社。2010年東京建築支店茗荷谷駅前再開発工事事務所長,2012年同支店勝どき五丁目再開発工事事務所長,2018年同支店勝どき東再開発工事事務所長,2022年同支店建築部長兼住宅部長。神奈川県出身,62歳。【抱負】資材価格高騰や,技能者の高齢化ならびに若年層の入職者数の減少による慢性的な担い手不足などにより,受注判断および現場運営はまさに難しい局面を迎えている。数多くの住宅系大型再開発1964年生まれ。1988年大阪大学工学部建築工学科卒業,同年鹿島入社。2006年関西支店ノルデンタワー新大阪工事事務所長,2014年同支店建築部建築工事管理部長,2022年同支店建築部長,2024年同支店次長兼建築部長。大阪府出身,61歳。【抱負】建設業界は激動の最中にあり,資材価格高騰や担い手不足,時間外労働時間の上限規制の適用,デジタル化への対応など課題は多岐にわたる。潮流を見極め,社内外のステークホルダーの声に真摯に耳を傾け,先手を打って対応していくことが重要1964年生まれ。1988年慶應義塾大学法学部政治学科卒業,同年鹿島入社。2006年横浜支店管理部総務グループ長,2012年同支店管理部長,2021年同支店副支店長。神奈川県出身,61歳。【抱負】横浜支店の舵取りを引き継いだ重責をひしひしと感じている。建設物価高騰や労働力不足などの建設業を取り巻く環境が厳しくなる中,顧客や協力会社の皆様と早期に情報共有しながら,スピード感を持ってプロジェクトに取り組む所存である。また,社員のやる気を大切にしながら,明るく開かれた支店を目指応することが求められている。当社の最前線である現場の動きをいち早く捉え,常に進化を続ける建設会社として,社会および顧客のニーズに応えながら,ともに働く仲間の幸福の実現と社業の発展に全力を尽くす所存である。【寸評】柔和な人柄で,周囲に安心感をもたらす一方,どんな困難にも沈着冷静に対処。いざという時には,瞬時に的確な判断を下し,スピード感のある対応で課題を解決する。趣味は登山,ゴルフ,ペットと遊ぶ,散歩。信条は「気分よく未来につないでいく」。工事を通じて得たナレッジやノウハウを活かして,工事受注と業績向上に努め,社業の発展を通じて社会の持続的成長に貢献したい。また,「誠実さ」と「明るさ」を周囲と共有し,ともに成長していきたい。【寸評】如何なるトラブルに直面しても「ピンチはチャンス」と捉え,決して慌てず誠実に対応することで,顧客や協力会社など数多くの関係者と厚い信頼関係を構築。抜群のリーダーシップで大型現場を竣工へ導いてきた。趣味はゴルフ,家族旅行(温泉巡り),飼い猫の世話。信条は「和して同ぜず」。である。支店長の右腕として,チャレンジ精神と様々な経験から得てきた学びを大切に,組織力を最大限に引き出すことで,当社の業績向上と中長期的な経営基盤の強靱化に努める所存である。【寸評】卓越した技術力と生まれ持った人間力で,様々な場面において組織を正しい方向へ導く頼れるリーダー。困難に直面しても,臆せず自分が正しいと考えることを発言する。常に「笑い」を求めるコテコテの関西人。趣味は旅行,スポーツ観戦,(下手な)ゴルフ。信条は「『にもかかわらず』笑う」。したい。まずは,2027年国際園芸博覧会に向けて,大阪・関西万博の大屋根リングの木材を利用した高さ約60mの木造タワー「KAJIMATREE」の出展準備を着実に進めていく。【寸評】明朗快活で穏やかな優しい人柄。少しせっかちな一面はご愛嬌。総務畑を長年務め,誰よりも横浜支店を知る生き字引で,どんな相談事も解決するスーパーマン。近年は豊富な経験と人脈を活かし,支店長の右腕として活躍。趣味はゴルフ,読書,江戸文化研究。信条は「礼儀,報告,時間厳守」。
20KAJIMA202604 執行役員 九州支店長執行役員メカトロニクス・ソリューション部長執行役員技術研究所長執行役員グループ事業推進部長,広報室管掌田川勝明(たがわまさあき)船迫俊雄(ふなばさまとしお)栗野治彦(くりのはるひこ)阿部祥晴(あべよしはる)1965年生まれ。1989年九州大学工学部建築学科卒業,同年鹿島入社。2004年九州支店道ノ尾病院工事事務所長,2006年同支店長崎市立図書館新築JV工事事務所長,2013年同支店建築部建築工事管理部長,2019年同支店建築部長。山口県出身,60歳。【抱負】九州では,防衛関連や防災対策などの公共工事に加え,都市部における再開発事業やデータセンター,物流・生産施設に対する設備投資が旺盛である。これらに応えるため,基盤となる確かな施工体制を整え,ステークホルダーの皆様との強固な信頼1965年生まれ。1987年岩手大学工学部機械工学科卒業,同年鹿島入社。2011年関西支店赤谷地区河道閉塞緊急対策工事事務所長,2013年機械部企画グループ長,2022年東京建築支店機械部長,2025年メカトロニクス・ソリューション部長。宮城県出身,61歳。【抱負】建設業を取り巻く環境が急速に変化するなか,担い手不足への対応の鍵となる生産性向上は喫緊の課題である。これまでに積み上げてきた機械化施工技術をさらに発展させるとともに,業界をリード1966年生まれ。1991年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了,同年鹿島入社。2008年小堀研究室制震構造研究グループ長,2022年建築設計本部プリンシパル・エンジニア,2023年技術研究所副所長。鹿児島県出身,59歳。【抱負】加速する技術革新のうねりの中で,複雑化・高度化する社会課題の解決や新領域への展開を含む事業競争力強化など,多岐にわたる難題に対峙し,当社が掲げる技術立社を体現し続けるためには,将来を見据えた的確な問題設定,スピード感のある技1966年生まれ。1989年筑波大学第三学群社会工学類都市地域計画専攻卒業,同年鹿島入社。1999年開発総事業本部企画部企画課長代理,2003年秘書室秘書課長,2013年開発事業本部企画管理部長,2021年グループ事業推進部長。北海道出身,59歳。【抱負】建設業界におけるM&Aは,「救済」のフェーズから「成長」戦略へと大きく舵が切られている。当社においても,鹿島グループの建設バリューチェーンにおける事業領域の拡充や,喫緊の課題である施工能力の関係の構築に尽力する。SEQDCを総合的に高める技術力ならびに生産性のさらなる向上に挑戦していく。「現場を一人にしない」を九州支店の行動指針とし,管理部門が迅速かつ柔軟に現場を支援する,組織力の高い支店運営を目指す。【寸評】入社以来,オフィスや生産施設,病院など豊富な現場経験のなかで培った技術力と判断力を強みに,如何なる時も全力でチームを率いる司令塔として活躍。趣味はゴルフ,バンド活動(ドラム担当)。信条は「正論で人を追い詰めない」。する自動化施工技術を着実に進化させていく。さらに,先進技術の活用によりロボット化およびデジタル化を推し進め,土木・建築部門と連携して次世代の建設生産システムの実現に注力し,社業の発展と建設業の魅力向上に尽くす所存である。【寸評】施工機械の自動化やロボット化に必要な先端テクノロジーに精通。災害復旧工事をはじめとした数々の難工事を担当し,土木・建築の両分野でプロジェクトを牽引してきた。趣味は旅行,音楽鑑賞,ゴルフ。信条は「意志あるところに道は開ける」。術開発,それを支える強固な人材基盤が不可欠である。挑戦と創造を尊ぶ組織文化を育み,高い専門性を備えつつ専門領域を越えて技術を展開できる研究者の育成に努め,当社のR&D強化に全力を尽くす。【寸評】「制震の鹿島」を牽引し,世界的研究成果を挙げただけでなく,高層建築やリニューアルの受注・利益創出にも大きく貢献。革新的発想を具現化する胆力と繊細さ,優れた統率力と顧客対応力を備えた卓越したリーダーである。趣味はゴルフ,映画・クラシック音楽鑑賞。信条は「思索不断」。維持・確保を図るために戦略的投資が不可欠だ。開発事業や秘書の経験から得られた学びや人とのつながりを最大限に活用し,企業・事業への投資や資本提携,新規事業への挑戦を通じて,鹿島グループの企業価値向上に全力を尽くす所存である。【寸評】開発事業本部や秘書室で築いた確かな人脈と経験で,社内外にファンが多く,その懐の深さと柔和な人柄で,周囲からの信頼が厚い頼れるリーダー。趣味はゴルフ,スキー,スポーツ観戦,愛犬との散歩。信条は「至誠天に通ず」。
21KAJIMA202604 執行役員経営企画部長金綱伸一(かねつなしんいち)1970年生まれ。1994年東京大学経済学部経済学科卒業,同年鹿島入社。2014年東京土木支店管理部現業グループ長,2018年総務管理本部総務部リスク管理グループ長,2020年秘書室秘書役。千葉県出身,55歳。【抱負】当社グループの長い歴史は,絶えざる進歩改良の精神とそれを支える多様な人材,組織力が礎となっている。今後も顧客や社会,様々なステークホルダーから「信頼され」,「選ばれる」会社であり続けるため,グローバルに展開する当社グループの多様な機能と人材が連携し,発展し続けられるよう貢献していきたい。先を見通すのが困難な時代だからこそ,社内外との対話を重ね,「どうなるか」を研究し,何事にもプロアクティブに対応していく所存である。【寸評】見た目通りの力強さに加え,隠れた知性と教養で現場や本支店の管理部門で活躍し,多くの仲間から厚い信頼を獲得。直近は社長秘書として,建設的な調整力で経営の舵取りを支えた。趣味はゴルフ,スポーツ観戦(特に野球,サイクルロードレース)。信条は「何も咲かない寒い日は,下へ下へと根を伸ばせ」。昇任執行役員2026年4月1日付副社長執行役員桐生雅文副社長執行役員竹川勝久特定プロジェクト担当専務執行役員山田安彦建築管理本部副本部長兼東京建築支店副支店長専務執行役員小森浩之関西支店長専務執行役員森口敏美常務執行役員一木浩人環境本部長常務執行役員木村淳二北陸支店長常務執行役員秋田大次郎中部支店長常務執行役員堀内大輔建築管理本部副本部長兼建築企画部長常務執行役員村尾光弘土木管理本部技師長常務執行役員黒川純一良土木管理本部技師長常務執行役員塚本正彰原子力部長常務執行役員内田道也(顧問に就任予定)常務執行役員米澤和芳(顧問,鹿島建物総合管理取締役会長に就任予定)常務執行役員小林伸浩(顧問,ケミカルグラウト取締役副社長に就任予定)執行役員新妻充(顧問,アクト・テクニカルサポート社長に就任予定)執行役員森山善範(顧問に就任予定)執行役員中島健一(顧問に就任予定)退任執行役員2026年3月31日付社長執行役員押味至一退任執行役員2026年6月(下旬)予定社長執行役員桐生雅文 昇任執行役員2026年6月(下旬)予定土木管理本部副本部長兼海外土木事業部長,再生エネルギー部管掌