31KAJIMA202604Kboard「ヤナセ神戸支店ショウルーム」が竣工「日東電工豊橋事業所第16工場新築工事」が起工 1月7日,当社が施工を担当する「日東電工豊橋事業所第16工場新築工事」(愛知県豊橋市)の起工式が現地で行われた。 高機能材料メーカーの日東電工は,次世代ハイエンドデバイス市場における循環型社会への適応ニーズや有機EL※1を採用した製品の増加などに対応するため,豊橋事業所内に同社最大規模の新工場を建設する。欧州ではバッテリー規制※2法令化対応のため,スマートフォンの修理を簡単に行う電気剥離テープ※3や,フォルダブル(折り畳み)製品増加に伴う光学用透明粘着シート,部品固定用テープの需要が拡大している。 1月30日,「ヤナセ神戸支店ショウルーム・整備工場建替工事」(神戸市東灘区)の竣工式が現地で行われた。 本工事ではヤナセ神戸支店の老朽化に伴い,既存の整備工場を稼働しながら,旧ショウルームの解体・建替えが行われた。規模は,S造,地上4階,塔屋1階,延べ6,779m2。外観は,メルセデスベンツの新コーポレート・アイデンティティ規定と神戸市の都市景観条例を遵守し,ブラックとシルバーを基調としたボリューム感のある曲面デザインが特徴。ショウルームはガラスウォールと多数のモニターを配置した近未来的な内観となっており,設計は浅井謙建築研究所,施工を当社が担当した。 工事は,整備工場が隣接する狭隘な環境で進められ,埋蔵文化財の出土などにより調査に時間を要したが,慎重に対応を重ね無事完成を迎えた。同社は新工場の建設により,これらの安定した供給と高品質な製品をお客様に届けるとともに,さらなる事業拡大に向け生産能力の大幅な増強を図る。建物外観日東電工豊橋事業所第16工場新築工事場所:愛知県豊橋市発注者:日東電工設計:日立建設設計用途:工場規模:S造 6F 22,836m2工期:2026年1月∼2028年1月(中部支店施工)日東電工豊橋事業所第16工場(イメージ)※1電圧をかけると有機化合物が自ら発光する現象※22027年以降,欧州で販売されるスマートフォンは,消費者自身による簡単なバッテリー交換の設計を義務化※3特殊粘着剤に乾電池程度の電力を数十秒与えることで,粘着力を低下させ,部品筐体へのダメージを与えずに取り外せるテープショウルーム
1月15∼16日,当社KIビル(東京都港区)にて,建築管理本部が主催する「鹿島現場イノベーションEXPO2026」が開催された。本展示会は,AIやDXの活用を通じて現場の生産性向上や働き方改革を推進することを目指し,成功事例と知見を共有しながら,持続32KAJIMA202604宮城県と「建築物木材利用促進協定」を締結「鹿島現場イノベーションEXPO2026」開催PaveScopeが「インフラメンテナンス大賞」優秀賞を受賞 当社の光ファイバによる「舗装構造の影響把握システム『PaveScope』の開発」が,「第9回インフラメンテナンス大賞」優秀賞を受賞し,1月21日,国土交通省(東京都千代田区)で表彰式が行われた。 国土交通省をはじめとする8つの省庁が主催する同賞は,インフラのメンテナンスに係る優れた取組みや技術開発を表彰するもの。ベストプラクティスとして広く紹介することにより,我が国のインフラメンテナンスに関わる事業者,団体など 2月2日,当社東北支店と宮城県は,県として初となる「建築物木材利用促進協定」を締結した。 本協定は,「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」および「宮城県の建築物における木材の利用の促進に関する方針」に基づき,木材利用の一層の推進を目的としたもの。 当社東北支店は木材を積極的に利用することにより,健全な森林の育成と脱炭素社会の実現に貢献する取組みを進めていく。可能な働き方や業務効率化,さらには会社全体のデジタル活用意識を高めることを目的としている。 会場では,労務削減につながるツールをパネルや実機展示し,現場で活用された成功事例とともに紹介。また,パートナー企業による製品紹介も行われた。今年は首都圏外の現場への普及を促進するため,Teamsを活用した全ブースのライブ配信が実施された。 2日間の入場者数は延べ726名,Web視聴者数は350名にのぼり,の取組みを促進し,メンテナンス産業の活性化を図ることなどを目的に実施されている。 PaveScopeは,光ファイバケーブルを道路舗装内に走行方向に沿って敷設し,舗装の温度データと車両走行で生じる振動データをもとに,舗装の健全性を全線にわたって把握できるシステム。既に自動車専用道路(熱海ビーチライン)で実用化している点が高く評価され,今回の受賞に至った。 主な取組みとして,同支店建替え計画をはじめ県内の社有施設や自社開発物件において木材の活用を図るほか,自社設計案件の発注者に対する木材利用の積極的な提案,山林関係者・木材生産者との密接な連携による木材調達を推進する。 今後も当社は,木造建築に関する技術や知見の蓄積に努めるとともに,林業と建設業をつなぐ情報共有を強化し,持続可能なサプライチェーンの構築を進めていく。協定締結式の様子。村井嘉浩宮城県知事(左)と横井東北支店長賑わう会場の様子Teamsによるライブ配信が行われた岩城選考委員長(中央右)と開発関係者による記念撮影合計で1,000名以上の当社グループ社員が参加した。両日とも多くの関係者で賑わい,展示会を通じて現場での先端テクノロジー活用に関する技術やノウハウが共有され,さらなる業務効率化や生産性向上が期待される。
BOOKS33KAJIMA202604 神社を支える地域を意味する氏子域。いまでは秋祭りなどで神輿が練り歩く範囲としてしか立ち現れないこの区分けですが,昔はその土地の住民にとって影響力があるものでした。 明治維新によって江戸は東京へと改称され,都市は大きな変革を遂げました。時を同じくして,神仏習合禁止など制度改正を受け,神社も変容を余儀なくされます。明治初期には氏子域内の住民の戸籍を管理する役割を神社が担った時期もありました。 近世から近代への転換期における東京の神社空間と,神社を取り巻く社会の再形成,そして現代とのつながりをひもとく,都市の歴史ロマンを感じる新刊をご紹介します。重層する都市の歴史を知るお問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301土木設計技術報告会はTeamsでライブ配信された告別式の様子渥美伊都子顧問鹿島児童館創立60周年記念式典での挨拶(2019年)第49回土木設計技術報告会開催渥美伊都子顧問ご逝去 1月30日,第49回土木設計技術報告会が当社KTビル(東京都港区)で開催された。 本報告会は,土木設計業務の発表とディスカッションを通して,高度かつ最新の設計技術の周知・展開を図ることを目的に毎年開催されている。 開会挨拶で多田土木設計本部長は,「これまで以上に限られたマンパワーで,短期間に,社会や顧客のニーズに応える設計を導き出すことが求められている。本報告 1月12日に渥美伊都子顧問が逝去された(享年97)。19日に遷霊祭・通夜祭,翌20日には葬場祭・告別式が,護国寺桂昌殿(東京都文京区)で執り行われ,生前親交の深かった多くの関係者が参列し,最期の別れを惜しんだ。 渥美顧問は,鹿島守之助会長・卯女名誉会長の長女であり,当社6代目社長・渥美健夫元社長の令室にあたる。 1966年から50年以上にわたり「鹿島児童館」の館長として幼児教育に尽力された。日本で唯一の企業内幼稚園として「のびのび保育」を掲げ,幼い頃から思いきりやりたいことに挑戦させる自由保育を実践。2019年の閉館までに1,300名以上の子どもたちを育み,社員の福利厚生の充実に多大な功績を残された。会の技術報文をはじめとする土木設計ナレッジを蓄積・活用し,競争力強化と生産性向上につなげてほしい」と述べた。 報告会では16編の技術報文発表と3編のパネル展示が行われ,会場・Webを合わせ約360名が参加。また発表後には,東京都立大学都市環境学部砂金伸治教授による特別講演「トラブル事例に見る今後のトンネル・地下空間の展望」も行われ,盛況のうちに幕を閉じた。 1982年からは,当社社員の妻を対象とした親睦団体「鹿島婦人会」の会長も務められた。創設期から受け継がれる,家族ぐるみで力を合わせ会社と共に向上する「鹿島共同体」という和の精神を体現し,親睦会の運営や社会福祉活動を通じて当社の発展に寄与された。本書内挿絵より:広重『東都名所』神田明神,佐野喜.国立国会図書館デジタルコレクション また,1994年に渥美元社長の遺志を継ぎ渥美国際交流財団を設立。以来31年間,理事長・顧問として約400名の留学生と日本人学生を支援した。奨学生一人ひとりと家族のように接し「日本のお母さん」と慕われるなど,奨学期間終了後も続く国際的な学術交流ネットワークを築かれた。『東京の神社と氏子域』小南弘季/著A5判・352頁,3,850円(税込)