23KAJIMA202605Kboard「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」が着工 2月13日,「新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業」の地鎮祭が計画地内で行われ,事業・工事関係者65名が出席した。 本事業では,1947年の開業以来,ラグビーの聖地として親しまれてきた秩父宮ラグビー場(当社施工)の移転・建替えが行われる。PFI法に基づき,事業者である秩父宮ラグビー場(株)※が施設の建設を行った後,30年間の運営・維持管理を行う。当社は事業者の一員として設計と施工を担当する。 新ラグビー場は,隣接する国立競技場と同等の高さで調和を図り,弓なりの大屋根デザインにより圧迫感を軽減。大きな木造の庇が来訪者を迎え入れる。プレーする人,観る人が最適な環境,共鳴できる最高のラグビー場を目指し,現秩父宮ラグビー場のフィールドと観客席の圧倒的な近さを継承。スタンドは左右対称の「ダブルメインスタンド」を採用する。約50m 2月27日,「コーセーホールディングス南アルプス工場」(山梨県南アルプス市)の竣工式が現地で執り行われた。 本工事では,RC(柱)造・S(梁)造(KIP-RC構法)の地上4階建て工場棟や厚生棟など,計7棟を建設。総延床面積は3万4,623m2に及ぶ。当社は実施設計と施工を担当。生産・物流・水処理設備のエンジニアリング業務も行った。 本工場は,同社の企業メッセージ「美しい知恵人へ、地球へ。」を具現化した施設として整備され,「人」と「地球」に寄り添うサステナブルな要素を随所に取り入れている。生産・物流設備の自動化による負担軽減,開放的なコミュニケーションスペースの設置などにより,誰もが安心して働ける環境を構築。また,南アルプスの豊かな伏流水の大型ビジョンを設置し,多彩な演出を可能とするとともに,座席には前後左右のゆとりを確保する。ラグビー開催時は約15,000席,コンサートなどのイベント時には最大約25,000人が収容できる。2030年に開業予定。を化粧品の製造用として井水利用,一般・生産排水は排水処理を行った上で,一部再利用し調整※鹿島(代表),三井不動産,東京建物,東京ドームが出資する事業会社全景新秩父宮ラグビー場(仮称)整備・運営等事業場所:東京都新宿区発注者:日本スポーツ振興センター事業者:秩父宮ラグビー場(株)設計:鹿島・松田平田設計設計共同企業体設計協力:内藤廣建築設計事務所,POPULOUS用途:体育施設規模:RC(柱)造・S(梁)造(一部CFT造・S造) B1,8F 延べ約72,957m2工期:2026年2月∼2030年4月(東京建築支店施工)新秩父宮ラグビー場全景パース。副名称は「SMBCOliveSQUARE」「コーセーホールディングス南アルプス工場」が竣工厚生棟食事スペース工場棟仕上室北スタンドから見るフィールド。国内初の屋内全天候型ラグビー場池に浸透させる。さらに日照時間の長い地域特性を生かした太陽光発電などの設備が導入された。

24KAJIMA202605期首経営総合会議で社長賞を授与 4月2日,当社KIビル(東京都港区)で開催された2026年度期首経営総合会議の中で,「2025年度社長賞(2026年度期首表彰)」の表彰式が行われた。社長賞は,社業発展のために抜群の貢献をした社員等またはチームに対する表彰。押味社長は受賞者に対し講評を述べ,表彰状と副賞を授与した。受賞は以下の通り。2025年度社長賞プロジェクト表彰【設計表彰】東北電力 女川原子力発電所2号機原子力発電所特定重大事故等対処施設設置関連土木工事の詳細設計DaikinAmicaKaruizawa中外製薬工業藤枝工場31号棟超高活性製剤対応設備実装【技術開発表彰】光ファイバセンサによるインフラ施工・維持管理の革新ロボプリン 全方位走行式墨出しロボ(ロボットプリンター)鹿島スラッシュカット工法CFT+RC積層超高層K-ARCS構法の開発と展開CO2-SUICOM及びサステナドーム【業務表彰】ジュロンレイクガーデンズプロジェクト(シンガポール)における国際デザインコンペ及び設計業務でのグループ連携の取組み••••••••••••••(2026年度期首表彰)知的財産表彰【業績貢献賞】耐波型フィルターユニット工法藤田英広(東北支店),稲垣聡,新原雄二(土木設計本部)【功労賞】三浦悟(技術研究所)【奨励賞】諸橋俊大(技術研究所)デヴィングナワン(技術研究所)中島慶悟(技術研究所)知的財産表彰「奨励賞」では,知的財産分野において将来が期待される若手・中堅社員を表彰している。2025年度も若き研究者たちが,知的財産創出に寄与する様々な活動を展開した。Person技術研究所先端・メカトロニクスグループ副主任研究員2020年入社累計提案数8件 累計出願数9件2020年入社累計提案数18件 累計出願数38件2018年入社累計提案数1件累計出願数1件技術研究所土木構造グループ副主任研究員技術研究所都市防災グループ主任研究員【受賞内容】 建設現場の遠隔管理に寄与する技術として,❶上下移動式カメラを遠隔操作して建築現場の各階を巡回するシステム,❷工事音や機械音などの聴覚情報から現場の状況を解析するシステム,❸通信環境が悪い場所でも機能するIoTシステム,などを開発。現場作業の可視化に寄与した。【Voice】 鹿島スマート生産や現場イノベーション開発に係る業務の中で,施工の安全性向上,品質・生産性向上,業務効率化などに貢献できる技術の開発に携わってきました。新進気鋭の技術よりも,既存技術を複数組み合わせて新しい発明を生み出すこと,既製品では不十分だと感じた点を試行錯誤して改良していくことが得意です。 私の些細な提案にも真摯に耳を傾け相談に乗ってくださった上司や同僚,そして知的財産部の方々に感謝しています。現場の皆様に喜ばれる技術の開発を目指し,今後も努力を続けていきます。【受賞内容】 直近1年で4件の提案を行う。土木構造物施工の高品質・高効率・省力化に着目し,プレキャスト部材や3Dプリンティングを活用した新たな施工法,光ファイバなどの最先端センサを活用した構造物の健全度評価技術を開発した。【Voice】 入社1年目の時,過去の打合せ資料を見ている中でアイデアが浮かび,人生初の特許取得を果たしました。 コンクリートや構造の分野は歴史が長く,数多くの技術が存在します。新技術を開発し,知的財産として確立させるには,先人達が培った知恵やノウハウを把握したうえで,これからの社会ニーズに応える価値を生み出す必要があります。未熟な私ですが,周りの方々のご指導・ご支援のおかげで,今回受賞することができました。今後も,社会課題の解決や鹿島グループの事業発展に貢献できる新技術を創出していきたいです。【受賞内容】 台風などの極端気象現象を再現する気象シミュレーション技術に関する研究開発を行い,重要な気象イベントの解析データをパッケージ化。グループ会社「イー・アール・エス」の協力のもと,保険会社からライセンス料,保険契約成立時のデータ利用料を得るビジネスモデルを考案し,損害保険会社との契約締結を実現した。【Voice】 気象シミュレーション技術は,解析コストが非常に高いため,社内ニーズがなかなか見つからず,事業貢献の方法について試行錯誤しました。「新たな価値創出」という観点から,従来の事業領域を超えた範囲での探索活動を行うことで,保険会社への適用・展開の発見につなげることができました。 今後は,台風だけでなく地震,水害,火災なども含むトータルなリスク評価・対策技術により,顧客のリスクマネジメント支援や保険会社へのビジネス展開を推進していきたいと考えています。諸橋俊大デヴィングナワン中島慶悟知的財産を創り,生かす,鹿島の研究者たち表彰式の様子社長賞受賞者

  BOOKS25KAJIMA202605 東京建築祭は「建築から,ひとを感じる,まちを知る」をテーマに,建築に親しむ様々なプログラムが実施されるイベントです。3回目となる今年は,5月16∼24日にかけて開催されます。今月は,歴史的建造物に触れるこの機会にうってつけの一冊,『日本近代建築家列伝』をご紹介します。 プログラムが行われる「三菱一号館」と「綱町三井倶楽部」を手掛けたジョサイア・コンドル,「慶應義塾大学図書館旧館」設計者のひとり曾禰達蔵,「明治生命館」を設計した岡田信一郎など,日本の近代建築黎明期に活躍した建築家35人の生涯と作品を,日本を代表する建築史家たちがわかりやすく解説した評伝集です。この本を通し,名建築に関わった人々に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。「東京建築祭2026」のお供にお問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301押味会長兼社長による玉串奉奠慰霊祭開催ハイパーカミオカンデの空洞掘削が資源・素材学会「渡辺賞」受賞2026年度入社式 2月17日,当社KIビル(東京都港区)で,当社と鹿栄会の共催による慰霊祭が挙行された。当社関連工事で労働災害により亡くなられた社員・技能者などの御霊を追悼するもので,災害・事故に対する記憶を風化させることのないよう毎年2月に開催している。 当日は,押味会長兼社長をはじめ関係役員・部署長,協力会社代表者ほかが出席。黙祷の後, 当社は,東京大学宇宙線研究所,東電設計,三井金属,神岡鉱業,三井金属資源開発とともに,「神岡鉱山地下で掘さくが完了したハイパーカミオカンデ空洞」の功績が高く評価され,2025年度資源・素材学会「第100回学会賞(渡辺賞)」を受賞した。 同学会は,資源・素材に関する研究・教育を通じて,産業と学術の発展に寄与することを目的に1885年に設立。「渡辺賞」はこ 4月1日,ホテルイースト21東京(東京都江東区)で2026年度入社式が行われ,押味会長兼社長から新入社員代表に辞令が交付された。押味会長兼社長は訓示で,「先輩方が築き上げた精神を受け継ぎ,正しいことを徹底し,社会の期待に応えられる人材になってほしい。AIで答えに近づける時代だからこそ,時間をかけて『モノづくり』の本質を追求し,体現していくことが大切だ」と述べた。続いて6月の株主総会慰霊の神事が執り行われ,追悼者の名簿を奉安し,鎮魂を祈った。 押味会長兼社長は訓示で,「国内,そして海外の事業所で活動している従業員全員が『人命第一』,『安全第一』の基本姿勢を徹底し,死亡・重篤災害を根絶することを共に誓い合う」と述べ,出席者一同で労働災害の根絶に向け決意を新たにした。れらの技術進歩に大きく貢献した個人・団体を表彰する。 ハイパーカミオカンデ(岐阜県飛騨市)は,東京大学が建設する素粒子・ニュートリノの観測装置。当社は,地下600mに直径69m,高さ94mの世界最大級となる地下大空洞を掘削した。 前例のない特殊な工事が無事に完了したことなどが評価され,今回の受賞に至った。 後,社長に就任する桐生副社長は,「失敗を学びに変えて自身の成長を楽しむこと,仲間を大切にして誠実であること。これらを心に置いて素晴らしいキャリアを築いてほしい」と呼びかけた。 今年迎えた新入社員は454名。訓示を受けて新入社員代表は,「先輩方が継承されてきた積極果敢な『進取の精神』を受け継ぎ,社会に貢献し,会社のますますの発展と次の100年をつくることに尽力します」と答辞を述べた。鹿島も初参加し,5月23∼24日にKIビル(東京都港区)を特別公開します『日本近代建築家列伝生き続ける建築』丸山雅子/監修 鈴木博之・藤森照信・藤岡洋保・長谷川堯ほか/著菊判・392頁+折込,5,280円(税込)表彰式後の関係者による記念撮影(左から3人目が当社中部支店土木部小渕考晃専任部長)辞令交付