KAJIMA20260614故天野裕正前社長「お別れの会」を開催 4月23日,故天野裕正前社長の「お別れの会」が,ホテルイースト21東京(東京都江東区)内の「イースト21ホール」で執り行われた。天野前社長は,2026年1月23日に74歳で逝去された。 当日は,故人を偲ぶ涙雨の中,別れを惜しむ参列者が次々と訪れ,約2,800人が遺影に花を手向けた。会場内には,生前の写真が多数展示され,幼少期から学生時代,入社後の写真が年代順に並べられた。現場パトロールの様子や,笑顔で社員と写る姿,家族との思い出を収めたプライベート写真も飾られ,多くの参列者が足を止めて思い出を振り返っていた。 2021年6月に社長に就任された天野前社長は,本誌同年7月号の社長就任インタビューで「目まぐるしく変わる社会環境に対し,鹿島グループとして,幾多の課題と真摯に向きあい解決していくことやニーズに応え続けていくことで,『社会とお客様に信頼される会社』を目指す」と述べられた。基本に忠実に,正しいことを徹底し,技術をもって顧客や社会の信頼に応えていく姿勢を続けていくことが「鹿島ブランド」としての差別化につながるという考えのもと,鹿島グループの持続的成長に向けた確かな礎を築かれた。技術立社を掲げ,鹿島グループの中核である建設事業と開発事業を一層強化するとともに,建設バリューチェーンの拡充,研究技術開発とイノベーションの推進による新たな価値創出に尽力された。 また,「建設業は知識とノウハウを具現化する人が資源。技術の伝承が会社の存続を左右する」と強調し,「人」と「技術」を価1951年9月26日生まれ神奈川県出身1977年4月鹿島建設 入社2009年4月執行役員 建築管理本部副本部長2012年4月執行役員 中部支店長2013年4月常務執行役員 中部支店長2014年4月専務執行役員 東京建築支店長2017年4月副社長執行役員 東京建築支店長2021年6月代表取締役社長値創出の源泉と捉え,経営の重要な柱として位置付けられた。技術の発展と発明者育成に寄与する社長賞「知的財産表彰」を創設したほか,積極的な賃上げに加え,職場環境の改善や寮・社宅の整備といった人的資本への投資を実施。さらに,デジタル技術を活用し個人の経験知をナレッジとして整備・共有する仕組みを構築するなど,強いリーダーシップで様々な施策を推進された。(左から)押味会長兼社長,妻・芳子さん(喪主),桐生副社長,越島副社長,風間副社長による立礼参列者献花
15KAJIMA202606思い出のアルバム2021年3月社長交代会見にて押味社長(当時)と2022年10月鹿島精一所縁の地(岩手県盛岡市)を訪問2021年7月本誌社長就任インタビュー2022年12月秘書との年末慰労会大学院生のころ2021年12月知的財産表彰受賞者との記念撮影新入社員時代の同期と共に(右から2番目が天野前社長)2022年10月世界文化賞レセプションにて妻・芳子さんと2025年7月最後の社長現場パトロール幼少期のころ