KAJIMA20260922北側鳥瞰パース。左が工場棟,右が管理棟Kboard「御國色素新社屋」が竣工「ナカシマヘルスフォース新本社・工場建設工事」が着工 7月3日,「御國色素新社屋」(兵庫県姫路市)の竣工式が現地で行われ,事業・工事関係者が出席し,無事完成を祝った。 ピグメントカラー(有機顔料ならびに各種加工顔料)の製造・販売・開発を行う御國色素は,本社機能と実験・研究機能を一体化した新社屋の整備を進めてきた。規模は,S造,地上5階,延床面積1万4,909m2。設計は大建設計,施工を当社が担当した。 新社屋は,社内外の交流を促すウェルカムホールや5層吹抜けのアトリウムを設置。上階にはブリッジやらせん階段,キャビンを設け,吹抜けを中心に大空間の執務スペースを配置することで,社員同士の自然な交流や新たな発想を促す。 当社は,既存棟に隣接する限ら5層吹抜けのアトリウムナカシマヘルスフォース新本社・工場建設工事場所:岡山県赤磐市発注者:ナカシマヘルスフォース設計:当社中国支店建築設計部用途:事務所,研究開発施設,工場規模:工場棟―S造 2F/管理棟―S造 3F 総延べ17,793m2工期:2026年6月∼2027年9月(中国支店施工)北側外観パースた開放感をイメージしつつ,人工関節をモチーフとしたシンボリックなデザインを採用。工場棟との調和を図りながら,統一感のある景観を創出する。れた敷地条件のもと,施工動線を確保しながら,吹抜けやブリッジ,大屋根など難易度の高い空間の納まりを調整し,工事を実施。同社の新たな交流と創造の拠点を完成させた。建物外観。地元・御国野の自然をイメージしたカラーを採り入れ,景観に彩りを添える 5月27日,当社が設計・施工を担当する「ナカシマヘルスフォース新本社・工場建設工事」(岡山県赤磐市)の安全祈願祭が,現地で執り行われた。 本計画は,人工関節などの整形外科医療機器の開発・製造・販売を行うナカシマヘルスフォースが,新本社・工場の建設を進めるもの。研究開発から生産までを一体化し,部門間の連携強化と意思決定の迅速化を図るとともに,事業拡大を見据えた生産能力の向上を目指す。 工場棟には省人化・自動化設備を導入するほか,管理棟は「WellBeing」をコンセプトに,多様な働き方や部門間の交流を促す空間とする。大規模災害時にも製品供給を継続できるよう,物流機能や非常用設備を導入し,BCP対応拠点として整備する。 管理棟の外観は,地域に向け
23KAJIMA202609令和8年度「安全衛生・厚生労働大臣表彰優良賞」を受賞「日本建設機械施工大賞」で,5年連続最優秀賞を受賞 7月1日,令和8年度「安全衛生に係る優良事業場,団体又は功労者に対する厚生労働大臣表彰」で,当社の2事業場が優良賞を受賞した。この表彰は,安全衛生に関する水準が特に優秀で,他の模範となる事業場や,その向上に貢献した功労者などをたたえるもの。今年度は25事業場と1団体,および41名が表彰された。 東京土木支店施工の「江東ポンプ所江東系ポンプ棟建設その3工事」(東京都江東区)では,ニューマチックケーソン工法による函内 日本建設機械施工協会主催「令和8年度日本建設機械施工大賞」で,当社の「高速道路リニューアルにおける床版取替技術の開発」が,大賞部門の最優掘削を遠隔操作によって無人化し,危険を伴う高気圧下での有人作業を削減。また,専門医による高気圧障害に関する講習会や,医療機関と連携した救護訓練を実施するなど,技能者の安全確保に努めた点が評価された。 関西支店JV施工の「(仮称)大阪市淀川区十三東計画東敷地新築工事」(大阪市淀川区)では,技能者が危険と感じた箇所にピンク色のテープを巻き,危険箇所の見える化により気付きを促す「ピンクテープ活動」を実施。この活動秀賞を受賞した。この賞は,建設機械および建設施工に関して,有意な技術の向上または地域の建設事業の課題の解消に,顕著な功績をあげた業績を表彰するもの。今年度は大賞部門7件,地域賞部門2件が選ばれた。 受賞技術の「スマート床版更新(SDR)システム®」は,床版取替にかかわる4つの工程,①既設床版の縁切り・撤去,②主桁ケレ床版撤去機床版架設機床版取替方向 6月17日,「能率(中国)イノベーションセンター」(中国上海市)のグランドオープニングセレモニーが現地で行われた。「能率(中国)イノベーションセンター」が竣工 給湯機器メーカー大手ノーリツの中国現地法人,能率(中国)が進めた本計画では,研究開発や工場,オフィスなどの機能を集約した施設を整備。生産・開発力を強化し,バリューチェーン全てを中国で賄う体制の中核を担う拠点となる。建物はS造,地上4階,地下1階,延床面積1万5,987m2で,当社が基本設計と施工を担当,上海市建築科学研究院が実施設計を手掛けた。 同センターは,既存工場に囲まれ,外部への眺望を確保しにくい立地のため,エントランスやトップライトから自然光を最大限に取り入れる。中心部には吹抜けを設け,そ建物内観。トップライトから自然光が降り注ぐ桐生社長(前列中央)と受賞者による記念撮影。関西支店深尾成博所長(前列左),東京土木支店宇尾朋之所長(前列右)。後列左から,加藤昌二安全環境部長,関西支店山口盛治安全環境部長,東京土木支店肌勢弘章生産計画グループ長(前所長),東京土木支店甘利晃一安全環境部長6月18日,機械振興会館での表彰式にて。寺崎竜介メカトロニクス・ソリューション部次長床版取替状況(関越自動車道阿能川橋)を通じて,安心して作業できる環境づくりを進め,全工期を通じて休業災害ゼロを達成した点などが評価された。ン,③高さ調整,④新設床版の搬入・架設を,連続して行う「移動式工場」化を実現。床版取替工程の短縮を図り,高速施工を可能にした。 SDRシステムは,幅員全体を全面通行止めにする全断面取替と1車線ずつ規制を行う幅員方向分割取替のどちらにも適用できる。交通規制の期間や範囲を抑えることで工事に伴うソーシャルロ北側外観の周囲に各部門の執務スペースを配置することで,従業員同士の交流を促すとともに,明るく快適な執務環境を実現した。スを低減するなど,社会課題の解決に貢献した。
24KAJIMA202609 当社デジタル推進室が主催する「デジタル業務改善コンテスト2025」の受賞者が決定した。3回目となった今回は,応募総数70件の中から,選考基準をもとに,「デジタル業務改善コンテスト2025」の受賞者が決定!15件が選定された。5月15日には,当社赤坂別館(東京都港区)で授賞式が行われた。(敬称略,所属は応募時)授賞式での集合写真(コンテストボードを手にするのがグランプリを受賞した西山菜緒さん)【コンテスト概要】応募対象:当社の全従業員応募期間:2025年11月5日~12月26日テーマ:デジタルを活用した業務改善の取組み(原則,1年以内に実施したもの)選考基準:汎用性・挑戦度・改善度【賞の種類】グランプリ:全応募の中で最も優れた取組み優秀賞:選考基準に基づき,総合的に高い評価を受けた取組み特別賞:各部署の選考委員が「各部門への貢献が高い」と認めた取組みチャレンジ賞:挑戦度が高い取組み取組み概要:紙で運用していた技能者の熱中症対策チェックリストをForms化し,技能者がスマホから自身の体調や水分・塩分摂取状況を入力できる仕組みを構築。回答結果はExcelで自動集計し,PowerBIで要注意者や未回答者を一覧化した。これにより,1日120分かかっていた集計時間をゼロに削減。要注意者への迅速な声掛けにもつながり,形式的になっていたチェックリストを効果的な対策へと改善した。喜びの声:グランプリ受賞はもちろん,現場の熱中症対策に貢献できたことが嬉しかったです。普段の業務からアンテナを張りめぐらし,ちょっとでも「こうなったらいいのにな」と思ったことが,業務改善の第一歩になると感じています。すでに全社へ展開しているので,是非多くの現場で試してみてほしいです。【グランプリ 】熱中症対策チェックリスト回答結果の見える化西山菜緒・右近淑・柿本啓太郎・松野剛士・井戸崇仁(九州支店)梁瀬勇太・鈴村真由(デジタル推進室)受賞者一覧【優秀賞】 AI工程表作成支援システム「PLAKNET」の開発~自然言語による工程表生成とナレッジ活用基盤の構築~松川修啓・佐々木直也(関東支店)・木村凌一(中国支店)・吉田知洋(技術研究所)・岡野高志(ITソリューション部)・武田淳弘(建築管理本部)建退共証紙発行フローの効率化小山裕奨・飯田雄二・菅原真一・木村裕貴・吉越巧・池本真希子・尾崎未羽・南部早苗・滝瑠人・菊地竜矢・横山咲来・狩野愛里・髙橋友香(北海道支店)リスクアセスメントシート作成アプリ野口一・朱雀桂矢(九州支店)・中川康子・萩原一洋(デジタル推進室)埋込金物アプリ三島和紀・木村凌一・秋山実穂(中国支店)・山田大樹・泉翔太(土木管理本部)e-Tenkenによる足場・作業構台点検アプリの新規開発と全社展開大守亮輔・椿治彦・直井智治・糟谷守・小川雄一郎(四国支店)・一條大介(北海道支店)・大原伸浩・大崎友裕(メカトロニクス・ソリューション部)・関根義夫(土木設計本部)【一斉配信】30秒で最新情報を全員にお届け!鎌田朋子・吉橋悟・小林咲桜里・萩本瞳・本多優吾・藤井香織・大浦勝紀(横浜支店)イレギュラー作業発生、作業手順変更時にちょっと待って!手軽にStop&Check活動アプリ江上眞・中嶌拓哉・三原良介・武田陽汰・増本湧久・神﨑柾哉・坪井陽太・佐々木優介(中国支店)・山口遼(東京土木支店)・高橋恒人(関西支店)【チャレンジ賞】ローカル&セキュアな生成AIプロンプト管理ツール小山田駿志(建築設計本部)【特別賞】BIを活用したマイスター就労日数集計の自動化尾崎未羽・池本真希子(北海道支店)社員配置一覧表+Teams「★AI女子部!」立ち上げ若狭佳世子(北海道支店)RPAでサクッと!紙回覧のムダをゼロに高橋教平・松田優花(北海道支店)IT担当者向け業務DXスキル向上研修会新田翔・橋本東大・吉田真人・佐藤雄紀・中部全人・坪田孝哉・竹林裕一郎・遠藤一夫・小笠原春香・山田直樹・阿部拓己・齋藤亮介・山口聖太・舩山恵理奈・上妻一郎(東北支店)現場にいてもハンズフリー(骨伝導イヤホン+AppleWatch)でここまでできる!木村凌一(中国支店)常傭作業回覧アプリ岩井純一・村上竜治・西尾萌・岩田奈桜(関西支店)・善生彩友美(建築管理本部)PowerBIで一覧化したダッシュボード
25KAJIMA202609左官作業を体験する子どもたち免震体験の様子 BOOKS世界的建築史家の著作,待望の邦訳お問合せ鹿島出版会tel:03-6264-2301 読書の秋にお勧めの2冊をご紹介します。フランスにおける建築史・技術史の大家であり,現在はハーバード大学デザイン大学院で教授を務めるA・ピコン氏著作の,初邦訳です。 新刊『建築の装飾』と,一足早く刊行された『建築の物質性』は,装飾と物質性という異なった角度から,建築の長い歴史を語り直した意欲的な理論書です。この2冊を通じ,1990年代からのデジ入間市新庁舎等整備事業で現場見学会を開催 6月20日,当社が施工を担当する「入間市新庁舎等整備事業」(埼玉県入間市)で,現場見学会を開催した。このイベントは建設現場を身近に感じ,新庁舎整備への理解を深めてもらうために実施したもので,入間市内の子どもたちと保護者,あわせて約30名が参加した。 見学会では,子どもたちが建設の仕事や防災技術について楽しく学べる様々な体験プログラムを実施。専用ゴーグルを通して完成後の庁舎をその場で体感できるAR体験のほか,コテを使って表面を滑らかに仕上げる左官作業にも挑戦した。また免震体験では,積み木の家とビー玉を使い「免震」の仕組みを学んだ後,過去の大地震や今後想定される地震を振動台で再現し,免震の有無による揺れの違いを確認。建物を守る技術や防災の大切さについても理解を深めた。 参加した子どもたちは,はじめは緊張した様子だったが,体験を重ねるうちに笑顔が増え,最後には積極的に質問する姿が見られた。タル時代建築において,その双方が新たな局面を迎えているとピコン氏は指摘しています。 豊穣な文化と優れた知性が出合い,美しい装丁をまとって生まれた2冊から,デジタル技術が世の中を変えている現代に有効な広い視座を手に入れてください。『建築の装飾 主体性と政治性のあいだ』アントワーヌ・ピコン/著 千代章一郎/訳四六判・288頁,3,520円(税込)『建築の物質性』アントワーヌ・ピコン/著 千代章一郎/訳四六判・264頁,3,080円(税込)Topic 当社は「東京建築祭2026」に参加し,5月23∼24日の特別公開期間に,当社の設計部門などが入居する「KIビル」(東京都港区)を一般公開した。2日間で約3,900人が訪れ,来館者数は両日特別公開された51件のうち6番目となるなど,多くの関心を集めた。 東京建築祭は,東京建築祭実行委員会が主催する,東京の多様な建築を楽しみ,まちの魅力を再発見する大規模な建築体験イベント。2024年に始まり,3回目となる今回は渋谷方面まで開催地域を拡大し,過去最多となる151件の建築が参加した。5月16∼24日の開催期間中には,普段は立ち入ることのできない建築の見学やガイドツアーなどが都内各地で行われた。東京建築祭に初参加,KIビルを特別公開 当社は,人と環境が調和する理想的なワークプレイスを目指して設計したKIビルを特別公開。豊かな自然光が差し込む大空間アトリウムなどを来場者に披露した。特別展示では,回転による遠心力で地球上と同等の重力を生み出す月面人工重力居住施設「ルナグラス」の模型やパネルを紹介したほか,完全自律移動四足歩行ロボット「FieldAI」の実演など,多彩な企画を実施。子どもから大人まで幅広い世代が,当社の建築や技術を楽しんだ。 来館者からは「外観からは想像できない不思議な空間に驚いた」「ビル見学が目的だったが,ロボットなど鹿島の取組みに興味がわいた」などの声が寄せられ,多くの来館者でにぎわう2日間となった。来館者を出迎えるFieldAIロボットルナグラスを説明する大野琢也担当部長(右)KIビルのアトリウムを見学する来館者