話題の竣工プロジェクト:
  環境共生型のバラ園へリニューアル
           「京成バラ園」

 世はガーデニングブーム。この3月にリニューアルオープンした京成バラ園は,バラの好きな人はもちろん,ガーデニングライフを楽しむ人にも強い味方となってくれるテーマパークだ。


ローズガーデン
ローズガーデンの整形式庭園 600種7,000本のバラが咲き競う

 千葉県八千代市。東京郊外のニュータウンとして住宅が広がるこの街に,40年前にオープンした京成バラ園のリニューアル計画に,当社は周辺環境に融和した全体計画とビオトープなどの環境共生要素技術を提案。事業計画から設計・施工・オープンまで全面的に携わり,営業を続けながらの全面建替えリニューアルを実現させた。リニューアルにあたっては従来のバラ見本園を大幅に拡充し,来場者に対するサービス施設を充実させた。また,園内の段差を極力なくしスロープを設けるなどバリアフリーとしている。
 中核施設である「ローズガーデン」の整形式庭園は,7000本のバラの競演。色とりどりのバラが咲き誇り,芳香を漂わせている。正面奥にはブライダルの第一人者・桂由美さんがコーディネートした「ローズガゼボ」が。真夏や真冬などのバラのオフシーズンでも大温室でバラが楽しめる。この他に,バラをモチーフとした雑貨を販売する「ローズショップ」やレストラン「ラ・ローズ」,さらに,四季の花やガーデニンググッズが揃う「ガーデンセンター」がある。

小径
バラ以外にも四季の花やハーブが楽しめる

 同園を運営する京成バラ園芸は,多くの新種を開発し海外のコンクールで入賞するなど,バラの品種改良の分野では日本有数の技術を誇る。園内を巡ると,バラにはこんなに多くの種類があるのかと驚かされる。中には紫色の優しい色を出す「ブルームーン」など珍しいバラにもお目にかかれる。
 バラのハイシーズンは5月から6月と,10月から11月にかけて。是非ご家族で足をはこんで,バラの豊かな表情を楽しんでみてはいかがでしょう。

ローズガゼボ
ローズガゼボ 
ここを舞台に満開のバラの中ガーデンウエディングができる

INFORMATION
● 交通 
・ 京成線 八千代台駅西口下車 東洋バス八千代中央駅行き「京成バラ園」下車
・ 東葉高速鉄道 八千代緑が丘駅下車 徒歩13分または東洋バス八千代中央駅行き「京成バラ園」下車
● 開館時間
・ 通常時9:00〜17:30
・ 春・夏期(4/29〜9/23)9:00〜18:30
・ 冬期(12/1〜2/末日)10:00〜17:00
● バラ庭園入場料
・ 年間パスポート1,000円
・ 当日券大人(高校生以上)一般500円 団体400円
    小人(小・中学生)一般100円 団体無料
    幼稚園児以下 無料  (*団体20名以上)
● お問い合せ 047-459-0106


京成バラ園(リニューアル)
<工事概要>
場所 千葉県八千代市大和田新田755
発注者 京成バラ園芸
設計 当社設計・エンジニアリング総事業本部
規模 土木工事:リニューアル造形面積71,300m2
修景池9,000m2,雑木林4,700m2
ローズガーデン4,800m2 他場内道路等
建築工事:ローズプラザ(レストラン・ショップ他)786m2, ガーデンセンター913m2 
他本社社屋等3,980m2
工期 1997年5月〜1999年2月
施工 東京支店JV施工