KAJIMAエコプラザ


KAJIMA ECO PLAZA

新しいリサイクル施設の取組みが始まる
資源循環型社会の実現に向け,中央省庁が連携して食品廃棄物などのバイオマス資源を総合的に活用する戦略が年内にも策定されます。
これを受け,当社の取組むバイオマス資源化システム「メタクレス」への関心が高まることが予想されます。今月はこのシステムの活用方法について紹介します。


 今まで自治体における生ゴミの再利用といえば,主にコンポスト化(堆肥化)が考えられていました。ただ,発生する生ゴミすべてをコンポスト化するわけにもいかず,他の利用方法が検討されていました。そういったなか,昨年よりメタクレスに燃料電池を組み合わせた発電プラントの実施検証事業が神戸市で開始されました。この施設の運営を通じて,メタクレスは生ゴミを減量処理するだけでなく,エネルギーを得ることができる技術として,日本全国の自治体等から高い関心を集めることになりました。
メタクレスを核としたリサイクル施設も展開できる  当社では,ゴミを安全かつ衛生的に処理すると共に,エネルギーや再生資源としても回収したいという自治体の要望に対し,メタクレスを導入した新しいリサイクル施設を提案しています。例えば,メタクレスを核とした一般廃棄物リサイクル施設の建設が北海道の自治体で始まっています。この施設では,メタクレスによる生ゴミバイオガス化施設をはじめ,資源ゴミのリサイクルプラザ,可燃ゴミの中継施設を併設しており,本格的な家庭系・事業系生ゴミのバイオガス化施設として国内初の取組みとなるものです。
北海道で導入のリサイクル事業フロー  また,東北の自治体で進めるリサイクル施設では,市内の給食センター等からでる生ゴミをメタクレスでメタン発酵処理し,再生したバイオガスをエネルギー源として電力と温水に再利用することが予定されています。この電力は施設の稼動に,温水は併設した温室などで利用されることにより,このリサイクル施設が町の農業振興や,子供たちへの食農教育,環境学習の役割りを果たすことが期待されています。
 さらに,富山市で進められているエコタウン事業の一環として,当社は地元企業などと新会社を設立し,メタクレスを軸とした食品廃棄物のリサイクルシステムの導入を検討しています。
 このように,当社ではゴミ問題に直面している自治体や民間の事業者に対してメタクレスの様々な活用方法を提案しており,施設の企画から,建設,運営,管理についても幅広く対応しています。今後も資源循環型社会の構築に向けて一層の技術開発に取り組んでいきます。


食農教育,環境学習の場としても活用できる 神戸市で検証事業が行われているメタクレス
食農教育,環境学習の場としても活用できる
神戸市で検証事業が行われているメタクレス

メタクレスのシステム構成例
メタクレスのシステム構成例