150以上のダムを国内で海外で

 当社が初めて施工したダムは、京都府にある大峯ダムである。大正13(1924)年に、日本初の発電用高堰堤として淀川水系の宇治川に築いたダムであった。以来当社では、日本最大の有効貯水容量を誇る重力式の「奥只見ダム」、日本初のアーチダムである「上椎葉ダム」など150以上のダムを建設してきた。現在も17か所のダムを施工中である。

ダムの型式別分類
ダムは材料によって、コンクリートダムとフィルダムの2つに大別される。
(1)コンクリートダム
A.重力ダムコンクリートダム堤体の重量で水圧を支える、最も一般的な型式。
B.アーチダム 上から見ると堤体がアーチ状になったダム。アーチ効果によって水圧をダム両岸の岩盤に伝えることで、堤体のコンクリートの量を少なくできる。但し立地には強固な岩盤が必要
C.中空重力ダム重力式ダムの内部に空洞を設け、通常の重力式ダムより堤体積を少なくした型式
D.バットレスダム遮水壁をバットレス(buttress=ささえ壁)で支えるダム

(2)フィルダム
A.アースダム土を盛り立てる型式。
B.ロックフィルダム岩石を盛り立てる型式。


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