都市インフラ−下水道の例−

 下水道施設の多くは,建設後50年未満のものである。また,下水道管渠の整備に,シールド工法が適用されるようになって30年余りしかたっていない。しかし,産業の急速な発展や生活様式の変化などにより,計画当時に想定していた以上の負荷がかかり,更新時期を迎え始めた下水道も少なくない。
 当社では,シールドのセグメントに合成樹脂をかぶせて,耐久性を高めるHD(High Durability)ライニング工法を開発。下水道の新設にあたって,本工法の導入を積極的に提案している。
 来世紀になると,初期に建設された下水道は,本格的な更新期を迎える。このHDライニング工法を,コンクリートの劣化が進んだ既存の下水道に,適用するための研究開発も進めている。

HDライニング工法により完成したシールドの内部

内面被覆パネルを取付けたセグメント


写真は月報KAJIMAより転載

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