
半世紀近く、大阪・ミナミの夜空を彩ってきた通天閣のネオン。奔放無頼な伝説の棋士・坂田三吉を、芸人長屋「てんのじ村」の名もなき漫才師や落語家たちを、優しく見守り、温かく照らし続けたネオンだった。
いま――。通天閣を40m余りも凌ぐ140mの超高層マンションが、ミナミの夜空に新たな光のメッセージを放ち始めた。
「元気です大阪」。大阪のエネルギーを力強く発信する巨大壁面に咲く大輪の花は、大阪を代表するアーティスト・黒田征太郎画伯の作である。
「鹿島」のロゴに、マンション建設に当たった宮崎所長以下現場社員と職長会の熱い想いも込められている。
