現場から: |
リニューアルの進む西日本の台所
--大阪市中央卸売市場本場市場棟第2期建設工事 |
大阪市中央卸売市場本場(以下市場本場)では、 約20年前に大規模な整備計画が立てられ、9年前から建設工事が進められてきた。当社は今、市場棟第2期工事を施工中である。

▲第二期工事現場全景
●居ながら工事は4期に分けて
市場本場は、JR大阪駅(梅田)から車で約10分、大阪市の中心地にある。計画は、現在の市場本場約24万m2を全面的にリニューアルし、約38万m2に拡大して機能の強化を図るもの。営業中の店舗を敷地内の別の場所に仮移転させて更地にしてから、順次施設を新築していくため、市場の機能を停止させないよう工事は4期に分けて行われる。
●市場機能の確保が最優先
市場本場では、午前2時頃から商品の搬入が始まり、午前8時頃までは搬出の車で大混雑する。大型工事車両は午前9時前には現場に入場できない。重機、大型の資機材の搬出入などを伴う作業は定休日(日曜日、祭日、第2・4水曜日)を中心に行っている。
●市民に親しまれる開かれた市場に
第2期工事は、1997年1月に仮移転の済んだ店舗の撤去から始まり、撤去の終わった所から順次工事を進めてきた。現在,店舗の撤去が早く完了したエリアでは躯体工事を、遅くまで残っていたエリアでは基礎工事を行っている。同時に、市場棟北側部分との境にドーム屋根をかける工事も行っている。
今回のリニューアルでは、見学施設や料理講習会場の設置も計画され、完成すると市民に親しまれる開かれた市場になるという。
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