今回は,シールド工事を中心にこれまれ30か所近くの土木工事現場を経験し,現場に役立つ発明品の考案者として活躍している,いわき植田幹線JV工事事務所機電課長の小林賢二さんをご紹介します。
小林さんの発明は幅広い。内径1.35mの小断面シールド内を移動できる改造自転車や,法面を自由に移動しながら施工できる「法面汎用削孔機」など,多くの賞を受賞しており,特許を取得しているものもある。 小林さんが発明に目覚めたのは子供の素朴な質問がきっかけだった。子供が,いつもこのコップで飲むとミルクがこぼれるというので見ると,子供の小さい口には飲み口が大きすぎたのである。 「何事にも,このままで良いのか?もっといい方法はないのかと問題意識を持つことが大切ですね。基本を学び何事にも興味と執着心をもって発想の展開をし,たゆまぬ努力をすることが発明における私のモットーです」と熱く語る。
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