話題の竣工プロジェクト:
     開かれた扉
              「ゲートシティ大崎」

 この2月に華々しくオープンしたゲートシティ大崎は,東京の南の玄関としての位置づけで計画された国内最大級の民間再開発プロジェクトだ。天王洲アイル,恵比寿ガーデンプレイスと,今後開発が進む品川駅東口地区等と連動して南にシフトしつつある東京の新しいビジネス拠点形成の一翼を担うまちである。


全景
目黒川より望む全景 手前から品川清掃事務所,サウスパークタワー,イーストタワー,ウエストタワー

 JR大崎駅の東口に降り立つと,東京の未来を予感させる都市の風景が広がる。隣接すると大型施設大崎ニューシティ通り抜け連絡デッキを渡ると,そこは巨大複合機能都市ゲートシティ大崎となる。中核となるのは,日本最大級の基準床面積(5,100m2)を有する2棟の超高層オフィスタワーだ。

 この2棟をリンクするのは,屋内とは思えないほど広大な5層吹き抜けのアトリウムと,南欧をイメージした採光性豊かな商業施設ゲートシティプラザだ。

 さらに,商業ゾーンの東側には,緑豊かな庭園に抱かれるように建つサウスパークタワーと呼ばれる超高層住宅棟がある。緩やかな曲線で描かれた格調高い外観と,都心居住に適した間取りプランの採用など,地権者を中心とした居住者に高品質の居住空間を提供している。

 今後とも,このまちが織り成す「職」「住」「遊」の美しいハーモニーは,多くの人々を魅了するであろう。

オフィス棟エントランス
巨大なモニターディスプレイが出迎えるイーストタワーエントランス

リフレッシュコーナー
緑の中でゆったりとくつろげるイーストタワー・リフレッシュコーナー

住宅棟エントランス
グレードの高さを物語るサウスパークタワー・エントランス


ゲートシティ大崎(東工区)
<工事概要>
場所 東京都品川区大崎1-11他
発注者 大崎駅東口第2地区市街地再開発組合
総合企画 三井不動産
設計監理 日建設計
規模 業務商業棟=鉄骨造,鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄筋コンクリート造 
地下4階,地上24階,塔屋1階
住宅棟=鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄筋コンクリート造,
地下2階,地上20階,塔屋1階
清掃事務所棟=鉄筋コンクリート造,地下2,地上4階
延べ156,153m2 
工期 1994年1月〜1998年12月
施工 東京支店JV施工