特集：台湾の鹿島 ―現場リポート2006秋― |
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| 1980年代から台湾各地に開発された工業団地には，日系企業も多く進出している。近年ではアジアのシリコンバレーと言われ，半導体や液晶関連のハイテク産業が世界的な規模になっている。 |
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| 台湾凸版国際彩光台南工場新築工事 | ||
| 所長 菅 誠司 (総合所長 阪井研次） カラーフィルターの外販市場で世界シェアの約半分を占める凸版印刷が，住友商事グループなどとの合弁で設立したのが凸版国際彩光です。同社は台南市近郊の台南科技工業区に世界最大規模のカラーフィルター製造工場を計画，昨年5月に当社の設計・施工で第II期工場まで完成しました。 世界市場で熾烈な競争下にあるカラーフィルターは，そのサイズが年単位で大きくなっています。現在では，第六世代サイズ（1,500mm×1,800mm）の生産を行っています。 |
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| 台湾日東光学台中工場新築工事 | ||
| 所長 八木賢二 塩化ビニールテープなどの製造を手掛けている台湾日東電工の偏光フィルム事業部を分社化してできたのが台湾日東光学です。同社は台中縣の中部科学園区内にLCD（液晶表示装置）の基幹部品である偏光フィルムの製造工場を計画し，当社はこの建設を担当しました。 現在は中鹿営造と当社関西支店のJVにより，地上4階建ての工場増築，および稼動中の工場内で内装工事などを行っています。 |
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| 台湾NHテクノグラス工場新築工事 | ||
| 所長 小俣則之 (総合所長 阪井研次） NHテクノグラスは日本板硝子とHOYAが設立した液晶用ガラス基板メーカーで，台湾NHテクノグラスは同社の生産拠点の一つとして設立されました。 ガラス基板はパソコンの液晶モニターや携帯電話などの表示部分に利用され，厚さは0.7～0.5mm。凹凸がない超平滑のガラス基板を製造できるのは同社を含め世界に数社のみです。 当社は2000年10月から台南科技工業区内で工場建設に着手，今年6月までに5棟の工場を完成させました。設計は全て当社の吊古屋支店建築設計部で行いました。 |
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| 国瑞汽車観音工場第III期新築工事 | ||
| 所長 曾文卿 (総合所長 阪井研次） 国瑞汽車はトヨタ自動車，日野自動車，台湾の和泰汽車等との合弁で1984年に設立されました。観音工場は乗用車「YARIS（ヤリス）《などの組立・成型工場です。 台北市の西南に位置する桃園県の中壢工業区内に本社工場および研究開発センターを構えているほか，同じ県で国際空港にも近い観音工業区にも工場があります。 中鹿営造では1986年に中壢工場第I期工事を施工して以来，中壢，観音両工場の建設を継続して担当させていただいており，今年5月には観音III期工事が完成しました。 |
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