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「ワーク・ライフ・バランス」。文字通り,仕事と生活の調和を図ることです。 仕事にもプライベートにも,生き甲斐や喜びを感じることができるのは,心身の健康とゆとりの生活があってこそ。 今月の「検索」は,当社のワーク・ライフ・バランスの推進に向けた取組みを,高田淳彦人事部長に聞きました。 |
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ワーク・ライフ・バランスの推進 国の主導で「ワーク・ライフ・バランス:仕事と生活の調和」の実現へ向けた取組みが活発化しています。2007年12月には,政労使の代表により「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」および「仕事と生活の調和推進のための行動指針」が策定され,取組みの方向性・施策方針が示されました。 「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き,仕事上の責任を果たすと共に,家庭や地域生活などにおいても,子育て期,中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」〈「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」より〉を目指した取組みです。 この背景にあるのは,ひとつには,産業界での正社員以外の労働者の大幅増加と,正社員の労働時間の高止まりという現象です。企業間競争の激化,経済低迷や産業構造の変化が,経済的に自立できない層と長時間労働による心身の疲労や余暇の時間を持てない層という,働き方の二極化を生み出しています。 また,女性の社会参加などにより,共働き世帯が増加する中,子育て支援などの社会的基盤の整備がその変化に対応しきれていない状況があり,少子化の要因のひとつになっています。こうした社会問題を解決するために,官民を挙げて“働き方の改革”がスタートしました。 |
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「仕事と生活の調和推進プロジェクト」への参画 当社は2008年4月より,厚生労働省が実施する「仕事と生活の調和推進プロジェクト」に参画しています。各種業界を代表する企業10社がモデル企業となり,自社のワーク・ライフ・バランス推進への取組みや,その活動状況,成果を広く周知することにより,社会的気運の醸成を図っていこうというものです。当社は7月に,中村社長によるトップ宣言を発表,建設業独自の就労環境とその背景を説明し,当社の取組み方針などを示しました。 建設産業は,オンリーワンのモノづくりができる魅力ある産業です。しかし,“3K”というイメージが先行し,その魅力が若い世代の人たちへ伝えきれていないようです。この活動を通じ,建設業特有の就労問題を改めて見直すことで,より一層働きやすい職場環境を整備することが,建設産業の魅力化にもつながっていくものと考えます。 自分自身のワーク・ライフ・バランスを見つけよう! 今年度,当社は休暇取得推進に重点をおき,ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいます。中でも,長時間労働や休日出勤が求められる現場社員に休暇を取得しやすい環境を提供できるよう,現場異動時休暇の取得推進活動や,リフレッシュ休暇制度の拡充といった制度改革にも着手しています。 当社には,子育てや介護などワーク・ライフ・バランスを支援する様々な休暇制度がありますが,社員がその制度の存在や詳細を理解していないのが現状です。また,いくら制度を充実させても,それを受け入れる職場環境が整っていなければ活用できません。社員に対する啓蒙や管理職教育にも力を入れていきたいと考えています。人事部では,イントラネット上にワーク・ライフ・バランスのホームページを新設しました。当社の取組み内容や関連制度が紹介されていますので,是非ご覧になってください。 ワーク・ライフ・バランスは,本人のパーソナリティや年齢,性別,家族構成などによって様々です。休暇を取ること=ワーク・ライフ・バランスでは決してありませんが,まずは自分の時間をつくり,仕事のこと,趣味のこと,家族のこと,将来のこと…など,自分自身を見つめ直すことは,ワーク・ライフ・バランスの実現への第一歩ではないでしょうか。心と体を休めリフレッシュできれば,おのずと仕事の生産性も上がり,高品質な製品・サービスの提供にも繋がっていきます。それが自分自身の働き甲斐となれば,最高のワーク・ライフ・バランスですね。 |
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私のワーク・ライフ・バランス 高田淳彦 人事部長 |
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![]() 「地域奉仕でボーイスカウトに参加して20年になります。キャンプなどに子供たちを連れて行き,自然の中で非日常の生活を過ごすのは,とても楽しい。けれど家に帰ると,“やっぱり家はいいな”と思うのです。仕事も一緒で,リセットする時間が大切。“青い鳥”ではないですが,一度場所を離れて忘れていたものを見直すと感謝の気持ちが生まれます」。 仕事以外の時間も精力的に活動する高田部長。平日の夜は,仲間との勉強会やジムに通い,居酒屋やカラオケで職場のコミュニケーションも図る。週末は家族と共に地域奉仕,最近座禅も始めたそうだ。 |
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