阪神大震災をふり返っての懇談会
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8月30日、東京・赤坂の当社KIビルで、マスコミ関係者と当社最高技術顧問・小堀鐸二博士との懇談会が行われた。今年は阪神大震災の後ということもあって関心も高く、新聞社の科学部、社会部を中心にたくさんの記者が訪れた。
懇談会は、「ロングロード第5号−地震被害の低減を目指して−阪神大震災を考える」の内容説明から始まった。その後、小堀最高技術顧問が実際に京都の自宅で地震に遭った時の感想などを交えながら、制震・免震、超高層、新耐震、コスト比較、デザインと構造など、あらゆる方向からの記者たちの鋭い質問に応じた。
また、小堀最高技術顧問は、「壊れた建物がなぜ壊れたかを探ることも大切であるが、壊れなかったものがなぜ壊れなかったかをはっきりさせれば、壊れない建物を作ることができる」と発言し、壊れたものばかりをクローズアップする風潮に疑問を投げかけた。
「ロングロード」のバックナンバー及び第5号の希望がある場合は、当社技術研究所水越主管研究員まで。
写真は鹿島月報より転載
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