大震災の教訓を生かした防災訓練
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防災の日の9月1日、当社では例年大地震が関東地区に発生したという想定のもとに震災訓練を実施しているが、今年は阪神大震災の教訓を生かした本格的な訓練となった。
訓練ではまず、地震発生と同時に本社の全ての電源を一端遮断し、復旧活動を実施。また、例年事前に準備されている災害対策本部も、事前の準備なし、予告なしで建ち上げ、無線設備を設置するなど、緊張感あふれる訓練となった。自衛消防隊や災害対策本部の関係者以外の一般社員も、勤務外に地震が起きたことを想定して自宅から会社(最寄り営業所)まで徒歩または自転車で行き、通路と時間を確認するなど広範囲の訓練を実施した。この訓練は、先ごろ配られた「新地震対策要項・本社編」、手帳挟込型の「震災時の個人行動基準」などとともに実際に社員の身につくことが期待される。
またこれに先立ち、8月28日には当社関西支店建築部三河祐雄氏の「阪神・淡路大震災から身をもって学んだこと」と題した防災講演会が行われた。なお各支店でもこの日、それぞれ近くで大地震が発生したという想定のもと、大々的な防災訓練が行われた。
写真は鹿島月報より転載
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