[2005/1/24]


「NEW TULIP工法研究会」を設立

Network Evolution Wide Tunnelling and
Underground space Liberty Install curved Piping



NEW TULIP工法研究会
 (幹事会社)
鉄 建 建 設 株 式 会 社
鹿 島 建 設 株 式 会 社
大 成 建 設 株 式 会 社

設立の経緯と趣意運営方針運営組織

適用工事の概要工法概念図

 鉄建(社長:山本卓朗)、鹿島(社長:梅田貞夫)、大成建設(社長:葉山莞児)は、“NEW TULIP工法研究会”設立準備会を昨年10月に発足させ、研究会設立に向け会員企業募集などの準備を進めてまいりました。
 この度、組織・運営方針等が策定され参加企業も39社となったことから、平成17年1月21日に設立総会を開催し、同工法の普及、発展、技術向上に向け活動を開始いたしました。
 なお、初代会長には鉄建の取締役執行役員副社長小山忠が就任いたしました。

設立の経緯と趣意



 近年、都市域において交通機能の向上や環境負荷の軽減等が求められており、環状道路や放射道路あるいは鉄道施設等を地下に構築する計画が各所で進められています。これらの建設に際しては、地上の構造物あるいは地上交通、地下埋設物への影響の少ないシールド工法を用いてトンネルを構築することが多くなっています。この中で、道路の分岐・合流部あるいは地下鉄道駅等の施設は、主として開削工法により構築されてきました。しかしながら、社会環境の変化のなかで、非開削工法により地中に構造物を構築する技術の開発ニーズが高まっています。
 これらニーズに対応するために、曲線パイプを活用した技術として「太径曲線パイプルーフによる大断面地下空間非開削構築工法」を開発、実施工に向け、各種実大モデルの実証実験を行ってきました。
 今般、(社)日本建設機械化協会 施工技術総合研究所のご指導のもとに開発された「TULIP工法(細径曲線ボーリング工法)」と新規に開発された曲線パイプルーフ工法(太径)を併せて『NEW TULIP工法研究会』として発足し、(社)日本建設機械化協会施工技術総合研究所(最高顧問 三谷 健様、所長 加納 研之助様)のご指導のもとに両工法による「非開削地下空間構築技術」に関する施工法ならびに関連技術の普及・拡大、技術の向上とその健全なる発展を図り、近代社会の基盤であるライフライン設備の整備に貢献したいと考えています。


運営方針


 TULIP工法と新規に開発された太径曲線パイプルーフ工法の両工法による「非開削地下空間構築技術」に関する施工法ならびに関連技術(以下「本工法」といいます)の普及、技術の向上ならびにその健全なる発展を図ることを運営方針として以下の事業を推進してまいります。

  1. 本工法の普及及び広報活動
  2. 本工法の研究及び開発・改良
  3. 本工法に関する標準的な設計・仕様・技術・積算等に関する調査研究

運営組織

 

 運営会議体として総会、運営幹事会、理事会を設置いたします。会長は本研究会を代表し会務を統括いたします。
 主な役員人事と組織図は以下のとおりです。

(会 長)小山 忠(鉄建建設株式会社取締役執行役員副社長)
(副会長)中洞 好博(鹿島建設株式会社専務取締役土木管理本部長)
      中村 賢二(大成建設株式会社役員土木本部副本部長)
(運営幹事会)幹事長 早川 康之(鹿島建設株式会社土木管理本部土木技術部長)
         幹 事 近江 秀味(大成建設株式会社土木本部土木技術部長)
         幹 事 永岡 高(鉄建建設株式会社エンジニアリング企画部長)  
 
組織図

参加企業一覧(50音順)

 
参加企業

工法概念図

シールドトンネル非開削地下構築工法
シールドトンネル非開削地下構築工法

 
山岳トンネル非開削地下構築工法
山岳トンネル非開削地下構築工法


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。