鹿島(社長:梅田貞夫)を代表者とする鹿島・大林組・JFEエンジニアリング・三菱重工業の共同企業体はフィリピン共和国基地転換開発公社(Bases Conversion and Development Authority)発注による「中部ルソン高速道路建設工事 パッケージ1(スービック・クラーク工区)」を4グループによる競争入札の結果、約240億円で受注しました。なお、本プロジェクトには国際協力銀行(JBIC)による特別円借款が供与されています。
現在、ルソン島中部に位置する「スービック湾自由貿易港・特別経済区」及び「クラーク特別経済区」では、アロヨ大統領の最重要課題10項目の一つとして、米軍より返還された基地跡地の再開発が進行しております。
また、中部ルソンの中心都市である「ターラック市」では、我が国企業が開発した工業団地が操業を開始しています。
中部ルソン高速道路建設プロジェクトは、これら3都市を結ぶ延長約95kmの高速道路を建設するものであり、物流の効率性・利便性の向上を通じて中部ルソン地区の一層の社会・経済発展に貢献すると共に、マニラ首都圏への一極集中の緩和に繋がるものと期待されています。
この度、当共同企業体4社が受注したパッケージ1工事は、ピナツボ火山山麓の丘陵地帯を経由してスービック・クラーク両都市を結ぶ高速道路建設工事です。工事は厳しい現地の自然条件に加え、短工期の中、延長約50Kmにおよぶ多くの架橋を含む幹線道路を建設するもので、これまで当共同企業体構成各社が培ってきた道路及び橋梁建設技術が高く評価され今回の受注に結びついたものです。
 プロジェクト位置図
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 パッケージ1 施工範囲
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 料金所完成予想パース図
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