鹿島(社長:中村満義)は、今後益々専門性が要求されるとともに工事費のウェートが高まる設備工事部門の強化を図るために、本日、中堅設備工事会社である協和建設工業(株)の株式74.8%を取得して子会社化を実現したことから、今後鹿島本体の設備工事における競争力強化、収益力の拡大を目指します。
協和建設工業の今後の経営体制については、同社の現経営体制を維持しますが、鹿島から代表取締役副社長(常勤)、取締役4名(非常勤)、監査役1名(非常勤)を派遣するとともに、鹿島の設備系子会社である(株)クリマテック(社長:笠原一晴、本社:東京都千代田区)からも取締役1名、監査役1名(共に非常勤)を派遣します。
協和建設工業は、1946年の設立で東京豊島区に本社を置き、従業員160名(うち技術者126名)、年間売上高約100億円の中堅設備工事会社で、国交省暖冷房衛生工事有資格者ランクではAクラスに位置しています。業務分野としては、オフィスビルや大型マンションの給排水衛生設備工事並びに空調設備工事を主としておりますが、製薬会社などの民間産業用施設の設備工事も請け負っています。
なお、協和建設工業とクリマテックは得意分野や地域性の面での相乗効果が期待できることから、将来的には合併も視野に入れており、合併後は売上高200億円規模の設備工事会社を目指します。