鹿島(社長:中村満義)を代表者とする鹿島・荏原・西原環境共同企業体は、マレーシア政府のエネルギー・水・通信省下水局(Sewage Services Department, Ministry of Energy, Water and Communications)発注による下水処理場建設工事(Construction of Sewage Treatment Plant Project, Phase2: Package3)を一般競争入札の結果、約140億円で受注し、2006年2月21日に契約調印しました。
近年経済成長著しいマレーシアにおいて、未整備の下水処理施設建設は同国における重点施策の一つと位置づけられています。本案件には国際協力銀行(JBIC)による環境特別円借款が供与されており、本施設の完成により同国の社会インフラの整備に大きく貢献することが期待されます。
本工事は、首都クアラルンプール市、ネグリセンビラン州、マラッカ州にまたがる4ヶ所の下水処理場、汚濁処理場を建設するもので、鹿島は土木建築工事、荏原・西原環境はプラント工事を担当します。工期は本年3月着工、2009年2月の完成を予定しています。
なお、鹿島はマレーシアにおいて現在マラッカ州クルボンにて温暖化ガスの排出権取得事業を推進しており、今後も環境プロジェクト(上水、下水、廃棄物、CDM案件等)に焦点を当て積極的な事業展開を図っていく方針です。