[2006/8/29] |
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鹿島(社長:中村満義)は、高層ビルなどでの高所での壁面緑化でも安全に管理できる新しい壁面緑化工法として、キャットウォークと面格子を一体化させた「バーティカル・グリーン・システム」を開発しました。
近年、ヒートアイランド現象の緩和や都市景観向上の対策として、壁面緑化が注目されています。自治体でも屋上緑化や壁面緑化の義務付けや補助金の助成などの制度整備が進んでいます。例えば、東京都の「緑の東京計画」では、15年間で1200haの建築物緑化整備を目標としています。
そこで、当社では、室外に設置されたキャットウォークの下にプランターを組み込み、面状の格子にツル植物などを這わせて緑化する「バーティカル・グリーン・システム」を開発しました。このシステムでは、植物の維持管理の作業は十分な強度を有する面状の格子の内側に設置されたキャットウォークから行えるため、高所作業車などは必要なく、高層ビルでも安全かつ容易に管理を行うことができます。また、従来は屋外側から見た意匠性を重視していましたが、本システムでは室内側からの景観も考慮しています。導入植物は採光を過度に妨げないような植物を数十種類の中から選択し、質感の高い面状格子とつる植物のマッチングを楽しめるようにしています。また、プランターは視界に入らないようにキャットウォークの下部に格納されています。
バーティカル・グリーン・システムの特長は以下の通りです。
今後、当社ではビルの外壁だけでなく、道路の防音壁など様々な分野にこのバーティカル・グリーン・システムを提案していく方針です。
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