[2006/10/12]


「アキバ・ブリッジ」が2006年度グッドデザイン賞を受賞

周辺の建築と調和した秋葉原駅前歩行者デッキ

 鹿島(社長:中村満義)が設計を担当した駅前歩行者デッキ「アキバ・ブリッジ」が、財団法人日本産業デザイン振興会主催の2006年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)を受賞しました。

 「アキバ・ブリッジ」は、秋葉原の新たなIT拠点「秋葉原クロスフィールド」の2つのビル秋葉原ダイビルと秋葉原UDXを結ぶ駅前歩行者デッキで、再開発によって増加する歩行者の安全と利便性を図り、街の新たな回遊の核を形成する役割を担います。
 本ブリッジの設計に求められたことは、秋葉原クロスフィールドや電気街へのアプローチとして分かりやすいデザインと歩行者ネットワークとの整合性、隣接する建物への接続や道路条件をクリアすることでした。そこで、主桁には超高強度コンクリートを採用することで交差する道路の建築限界をクリアし、フラットな橋面でビル2階部分に接続、また橋脚の数を少なくすることに成功しました。緩やかな曲線で構成されたスレンダーな主桁は、広く開放的な桁下空間を作り出し、シンプルなデザインは、周辺の建物に調和しています。
 「アキバ・ブリッジ」の設計は、当社土木設計本部が主担当、NTT都市開発株式会社、株式会社デザイン総研広島、当社建築設計本部のデザイン協力によるものです。土木構造物としての受賞は珍しく、審査委員から「スタンダードな手法を丁寧なエンジニアリングで手堅くまとめあげている。ブリッジ下部の構成もシンプルで良い」と評価されました。

   グッドデザイン賞は、1957年に通商産業省によって創立された「グットデザイン商品選定制度」を継承する、わが国唯一の総合的デザイン評価・推奨システムで、今年創設50周年を迎えました。これまでに3万点以上の「優れたデザイン」が選ばれており、本年度は、1034点がグッドデザイン賞を受賞しました。

アキバ・ブリッジ


概要

アキバ・ブリッジ概要


プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。