仕事内容

【仕事内容】私が所属する環境本部は水処理やエネルギー、土壌汚染、廃棄物など、顧客や建設現場が持つ環境に関する課題やニーズに対して、最適なソリューションを提供することをミッションとしています。その中で、私は主に廃棄物処理や最終処分場等の計画や設計、技術開発を担当してきました。現在も、最終処分場案件の担当者としてプロジェクトの推進を行うかたわら、近い将来の社会的課題を見据えた技術開発にも取り組んでいます。その一つが、東日本大震災によって大量発生した放射能汚染土壌の減容・再生技術の開発。もう一つは、日本近海に眠るレアアース泥開発推進コンソーシアムでの活動です。社会の変化に応じて、常に新しい技術へのチャレンジを続けていることに仕事の面白さ、やりがいを感じています。

ONE DAY SCHEDULE

  • 8:30

    出社。メールチェックと1日のスケジュールを
    確認。

  • 9:30

    外出。技術研究所で汚染土の減容・再生利用技術に関する試験。

  • 13:00

    帰社後、グループミー
    ティング。

  • 14:00

    プロジェクトの施工計画書の確認及び現場の課題検討と回答。

  • 16:00

    午前中の試験結果の
    検討。

  • 17:00

    今後の試験計画の調整
    業務。

  • 19:30

    退社。

プロジェクトストーリー

全国のモデルとなる安全な最終処分場の建設
「環境立県くまもと」に相応しい
環境拠点を

【プロジェクトストーリー01】2015年、九州支店の現場に赴任し、熊本県公共関与型最終処分場工事を担当しました。「エコアくまもと」と命名されたこの最終処分場は、熊本県内で発生する産業廃棄物を埋め立て処分する施設です。「クローズド・無放流型」といって、覆蓋と呼ばれる大屋根(縦220m×横155m)で処分場を覆うことにより廃棄物の飛散や浸透した雨水の排水等、周辺環境への影響を完全に防止する処分場です。内部では計画的な人工散水を行い、廃棄物を安定化させ、発生した浸出水(廃棄物を透過した水)を浄化して再び散水に循環利用を行っています。「産業廃棄物の処理施設としての機能だけでなく、県北の環境拠点としての機能を有し、全国のモデルとなる安全な施設を整備する」という発注者の明確な方針のもと、「環境立県くまもと」に相応しい、地域の誇りとなる魅力ある施設であること、長期間にわたる安全性、経済性に優れた施設であることなどが求められました。

地域の人の命の水「地下水」を守る
「絶対に漏水させない」遮水を実現した

【プロジェクトストーリー02】建設予定地区では、昔から地下水を飲料水として利用しており、地下水を徹底的に守る必要がありました。そのため、発注者には施設の中で最も重要な「遮水シート」を守る多くの技術を提案しました。私のミッションはその技術を実工事に具現化するための詳細計画を立案、工程管理、品質管理を行い、確実な遮水機能を実現することでした。遮水シートは使用中に変形すると損傷リスクが高まるため、変形を極限まで抑える施工方法を立案しました。作業にはシートを融着して繋いでいく手作業もあるため、計画通り施工できているかどうか、品質が確保できているかどうかを徹底して確認しました。そして、「絶対に漏水させない」とメンバー全員が一丸となって取り組んだ結果、完璧な遮水シートを完成させることができました。

最終処分場の「フラッグシップ」の誕生
技術開発の継続で世界トップを目指す

【プロジェクトストーリー03】遮水シートには、損傷個所を電気的にモニタリングできる装置が全面に組み込まれているのですが、施設稼働から現在までトラブルなく機能しています。安全性を極限まで追求した施設を実現し、自然環境との共生および地域との調和に配慮した最終処分場の建設・運営を行った全国のモデルとなるプロジェクトとして、土木学会環境賞も受賞しました。また、この最終処分場は、環境教育整備拠点としても整備されたため見学が可能となっています。当初、地元の住民や学生を対象に考えられていましたが、「全国のモデル」という評価が高まり、有識者や廃棄物関連業者など、多様な見学者を年間1000人以上受け入れる施設となっています。「エコア熊本」は、文字通り、最終処分場のフラッグシップといえる施設になりました。現在、廃棄物最終処分場の分野での鹿島の実績は、120件を超えトップクラスです。今後も技術開発を継続し、会社をこの分野の圧倒的トップ企業に押し上げて環境問題の解決に貢献することが私の目標です。

プロジェクトにおいて、私たちエンジニアの役割は、お客様や設計担当者の想いを汲み取り、実際に施工する人とともに最良のカタチを考え、ものを生み出すことです。そのためにはお客様からチームメンバー、作業員さんまで、丁寧なコミュニケーションをとり続けることが必要不可欠です。それを実践するためにも、日々業務の中で一人ひとりを大切に思い、親しみを持つことを心がけています。エンジニアリングマネージャーとしてこのプロジェクトを無事竣工に導いた経験を活かして、私自身もさらに成長したいと考えています。

※原稿は取材当時のものです。

※原稿は取材当時のものです。

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