倉敷国家石油ガス備蓄基地

倉敷国家石油ガス備蓄基地

平成25年度 土木学会賞 技術賞(Ⅱグループ)
平成28年度 第36回エンジニアリング功労者賞

竣工年:2013年
場所:岡山県
発注者:独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構

工事概要

倉敷国家石油ガス備蓄基地は、大災害や中東の政情不安による液化石油ガス(LPG)の供給不足などのリスクに備え建設された、全国5か所の国家石油ガス備蓄基地のうちの一つです。地表面から165~189m下の岩盤内に、幅18m・高さ24mのトンネル形状の空洞を4列掘削しLPGを貯蔵します。そのうち鹿島は2列の施工を担当しました。ここではLPG貯槽では国内初となる、周囲の地下水圧により常温のLPGを封じ込める「水封式地下岩盤タンク方式」が採用されました。また、4列の貯槽を連結して1つの貯蔵施設としており、その貯蔵容量40万トンは世界最大規模となっています。

工事諸元

水封式地下岩盤タンク方式 
貯槽(2列):幅18m、高さ24m、延長488~640m
配管竪坑:仕上がり内径Φ6.8m、高さ166.7m
水封トンネル:幅5.7~6.5m、高さ6m、延長1,400m
総備蓄容量400,000t

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