都市型養蜂(ミツバチプロジェクト)

都市における食料生産、受粉支援、環境教育を推進します

ミツバチは花の蜜や花粉を集める過程で植物の受粉に貢献し、周辺生態系にとって好影響を及ぼすと言われています。鹿島では2009年より都市型養蜂(ミツバチプロジェクト)をスタートし、池袋の近くにある当社社宅でニホンミツバチの飼育を開始しました。養蜂家や専門家と連携し、飼育方法、安全性、受粉効果などについての検証を重ねてきました。また、都心部のビルで蜂蜜の採取だけでなく、周辺緑地のモニタリング、ミツバチを題材とした学生や周辺住民への環境教育を継続的に行っています。都市再開発事業などにおいて緑地を活用するプログラムとして、地域やお客様に貢献できる取組みを提案、実施しています。

都市型養蜂(ミツバチプロジェクト)

ミツバチの行動範囲と言われている半径2~3kmのエリアでどんな活動を行っているのか継続的に調査しています。都市 部では受粉を媒介する送粉者が多くはありませんが、モニタリングを通して住宅地の裏庭などにある小規模な緑地や、生け垣、庭先のプランターなど、身近な植物も蜜源として利用していることが判明し、都市部における貴重な送粉者として機能していることがわかりました。単にミツバチを飼育し蜂蜜を生産するだけでなく、このように科学的アプローチを通して確かな技術を提供します。

キーワード

ミツバチ、蜂蜜、生物多様性、生態系サービス、都市緑化、環境教育、環境プログラム、
環境コミュニケーション、農業、観光、集客、健康増進、食料確保、食育
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ミツバチを活かした環境コミュニケーションプログラム

ミツバチのめぐみを活かして行います

ミツバチカフェ

都市部において都市型養蜂(ミツバチプロジェクト)を実施する際、蜂蜜が採取できるシーズンに絞りたての蜂蜜を様々な方法で味わってもらうと同時に、プロジェクトの目的やミツバチの働きなどについて情報発信します。

蜜蝋教室

蜂蜜以外にもミツバチがもたらす自然のめぐみの一つである蜜蝋について理解を深めることができます。キャンドルや ハンドクリームの製作など蜂蜜が採取できないシーズンにおけるイベントとして楽しんでいただけます。

蜜源ウォーク

都市部には意外とたくさんの蜜源が存在し、大規模な緑地や街路樹だけでなく、ごく身近な緑にもミツバチや様々な昆虫が訪れていることに気付きます。周辺の蜜源植物の観察し、それらを蜜源マップとしてまとめることで、生き物目線で緑を見る目を養うことができるとともに、地域への愛着も深まります。

蜜源を確認する子どもたち

蜜源を確認する子どもたち

採蜜体験をする子どもたち

採蜜体験をする子どもたち

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