インセクトホテル(虫の巣箱)
地域や敷地内から発生した廃材を再利用した生き物の棲み家です
藁や枯れ枝、落ち葉、使い終えた割りばし、ペットボトルの蓋など生活廃材を用いてインセクトホテルやインセクトハウスと呼ばれる虫の巣箱を作成します。この巣箱には、様々な節足動物が生息するようになります。節足動物は自然の中で、受粉、分解、土への養分供給など重要な役割を果たしています。実施にあたっては、節足動物の活動が活発になる春から秋にかけてモニタリング調査を行い、その調査結果を活用しながら材料やスケールを検討します。また、ハードだけでなくインセクトホテル作成のワークショップなど、地域生態系の啓発に結び付く環境プログラムを提供します。
周辺の自然環境を調査し、地域に生息する節足動物を把握するとともに、利用可能な枯死木材や萱、小枝や枯葉、さらにはペーパー芯などの生活廃材を活用し、インセクトホテルを制作します。本来廃棄物となる素材を資材として用いるため、資源の循環利用にも貢献できます。
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キーワード
- インセクトホテル、インセクトハウス、生態系、生物多様性、リサイクル、廃材利用、節足動物
改ページ
身近な生態系を理解する環境コミュニケーションプログラム
虫の巣箱づくりで環境を観る目を養います
インセクトホテル制作ワークショップ
昆虫などの節足動物の冬越しのためのコロニーを作り、様々な節足動物が生息できる空間を整備することが目的です。また、活動が活発となる春~秋にモニタリングを実施し、どのような生き物が生息しているかを把握することで、生態系の中での様々な動物の役割を知ってもらう啓発ツールとして活用できます。