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大正製薬本社2号館

東京都豊島区

2002年9月

図版:大正製薬本社2号館のメインイメージ

機能ファサードを持つ
環境配慮オフィス

90周年記念事業の一環として立案・計画された、製薬企業の本社ビル。施設は、オフィスエリアとホールエリア、これらに挟まれたアトリウムで構成されている。
日影規制の中で最大容積を確保するために、南側に8層のオフィス、北側に低層のホールを配置。オフィス空間は、天井高さ2.65m、スパン18mの無柱空間を実現した。
環境配慮は当初からの重要なプロジェクト方針であり、日射遮蔽、昼光利用、自然換気を目的とした機能ファサードや、屋上庭園、蓄熱方式空調、雨水利用などの手法を採用した。また、3層吹抜けのアトリウム空間では、ガラス屋根の構造体を耐火被覆のない鉄骨張弦梁とし、明るく軽快な空間を実現するために、避難安全検証法や耐火性能検証法を適用した。

延床面積:18432.64m2
階数:地下2階、地上8階
主要技術:ブリーズソレイユ、鉄骨張弦梁、避難安全検証法、耐火性能検証法
受賞:平成14年照明普及賞 優秀施設賞
  • 図版:大正製薬本社2号館
  • 図版:大正製薬本社2号館
  • 図版:大正製薬本社2号館
  • 図版:大正製薬本社2号館
  • 図版:大正製薬本社2号館
  • 図版:大正製薬本社2号館

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