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汐留メディアタワー

東京都港区東新橋

2003年6月

図版:汐留メディアタワーのメインイメージ

3つの吹抜けをもつ環境配慮型
複合超高層ビル

汐留シオサイトに建つ「共同通信社」の本社ビル。敷地の中にオフィススペースをできるだけ広く見通しよく設けるため、サービスコアを三隅に寄せ、三角形の基本プランとした。6層にわたる編集局オフィス階では、中央に吹抜けと開放階段を設け、機能的な連続性と心理的な一体感の実現を図っている。また自然換気システムなど自然の力を生かす最先端の環境配慮手法を導入し、24時間稼動ビルの省エネルギーに配慮した。上層階の「パークホテル東京」は、宿泊特化型で274室。全客室を眺望の良い外周に配し、内側には客室全階を吹抜けるアトリウムを設けている。低層部のエントランス・アトリウムでは、最新のニュースの配信とともに報道の歴史や通信社業務を紹介する「ニュースアート」を設けた。構造はスーパーストラクチュアと制震装置を組み合わせた性能設計。防災拠点化など設備のリスクマネジメントと合わせて、通信社業務に必要な高い信頼性を確保するビルとした。

延床面積:66488.9m2
階数:地下4階、地上34階
主要技術:自動制御による自然換気、エアフローウィンドウ・床下空調、DUOX、
高い安全性を考慮した性能設計法(スーパーストラクチャー+ハニカムダンパ)
受賞:平成15年照明普及賞 優秀施設賞 、第17回 日経ニューオフィス賞、
ニューオフィス推進賞、第46回BCS賞
  • 図版:汐留メディアタワー
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