森の中の超大架構工場

大分市内、大野川を望む広大な丘陵地に、｢森の中の工場｣をテーマとして各種省エネ・環境配慮を取入れ計画されたデジタルカメラ製造物流拠点。配置計画は、将来拡張や人と車の完全分離の実現をめざしたマスタープランに沿っている。工場棟の製造室には柱のない120m×63mの大架構を採用し、フレキシブルで快適な作業空間を実現。管理棟の食堂からは大分市全景を見渡すことができ、働く人への快い憩いの場となっている。外壁には断熱サンドイッチパネルを採用、キヤノン施設に共通するシンプルで端正な姿とし、正面からの外観は、外構と一体的に計画することにより機能的で統一感のある表情を持たせている。