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川口市立アートギャラリー
“アトリア”

埼玉県川口市並木元町

2006年3月

図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”のメインイメージ

市民に愛される
小規模美術施設をめざして

サッポロビールは創業以来84年にわたって市民に親しまれてきた川口工場を閉鎖し、跡地再開発にあたり、その一角に公園・ギャラリーを建設して寄贈することを決定した。川口市で初の美術施設として期待度も高く、市では市民代表の委員会により活用方法の検討を重ねてきた。収蔵品を持たずその都度作家を招聘する企画展示や、創作活動支援、美術講座等、市民(特に子供たち)が広くアートに親しむための入門施設としての方向が強く打ち出され、内部での活動がガラス越しみえるオープンな施設となっている。芝生広場に向かって広がるデッキの上で、買い物袋を片手に談笑する主婦や、ガラスに鼻をくっつけて中を覗く子供たちの姿はほほえましく、小規模美術施設のひとつの在り方を示している。

延床面積:872m2
階数:地上1階(一部2階建て)
主要技術:大断面木構造、再生松杭フローリング
受賞:2008年学会作品選集
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”
  • 図版:川口市立アートギャラリー“アトリア”

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