大阪市立大学 高原記念館
大阪府大阪市住吉区
2006年10月
森の木々がつくる交流の場
大学の新たな交流の場として、研究プラザ、学友会、多目的ホールなどの機能をあわせ持つ高原記念館は、キャンパスの中央広場に面する森の中で、木々に溶け込むように佇んでいる。建物内外の境界線は、既存の樹木を手掛りに、双方が流動的につながる豊かな場を生み出すように決定している。また、テラス・軒下・吹抜などの空間で、木々と多様な係わりを持つことにより、内部と外部の密接な関係性を創り出す。この境界面は、森の木々に溶融し、かつ木漏れ日のような表情をもった再生ガラスで覆われることで、優しい光につつまれた創造性あふれる内部空間を生みだし、森と調和した斬新な造形美を形成している。
延床面積:1,488m2
階数:地上2階
主要技術:再生ガラス
受賞:2007年JCDデザインアワード BEST100、SDレビュー2006 入賞、2009年学会作品選集
階数:地上2階
主要技術:再生ガラス
受賞:2007年JCDデザインアワード BEST100、SDレビュー2006 入賞、2009年学会作品選集
設計担当者のコメント