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いわき明星大学薬学部棟

福島県いわき市中央台飯野

2007年2月

図版:いわき明星大学薬学部棟のメインイメージ

キャンパスライフの舞台背景としての
遮光パネル

開校20周年を期に新設された薬学部の校舎である。外観の最も特徴的な部分は、南面を覆う遮光パネル。既存校舎と色調を馴染ませつつも、パネル面に圧倒的な存在感をもたせることで、キャンパスにモダンで洗練されたイメージを付加させた。約40%の開口率で統一された遮光パネルは、室内の明るさの確保と熱負荷低減をバランスよく両立させ、CASBEEにおいてもSランクを実現させている。この大きなパネル面は、昼間は時々刻々と変化する周囲の環境を映し込み、夜になるとそこから漏れる光がキャンパスを照らし、あたかも学生達のキャンパスライフを演出する舞台背景のように存在している。白を基調としたモノトーンの外観に対し、インテリアは色彩に富み、躍動感のある空間が広がっている。明るく清潔感のある色調をサインと連動させ、誰もが使いやすい施設としている。

延床面積:11,286m2
階数:地下1階 地上4階
主要技術:メカニカルバルコニー
受賞:H19年照明普及賞優秀施設賞、第27回福島県建築文化賞優秀賞
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟
  • 図版:いわき明星大学薬学部棟

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