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サンケイホールブリーゼ

大阪府大阪市北区

2008年7月

図版:サンケイホールブリーゼのメインイメージ

舞台芸術を創造し、見守り続ける
漆黒の空間

大阪西梅田に建つ超高層ビル、ブリーゼタワーの中心にある多目的ホール。
低層商業施設の吹抜けから連なるホールのロビーとホワイエは、外装から連続する「白いインテリア」を基調とし、自然光に溢れ、外の気配が感じられる透明感に満ちた空間である。
一方、演劇からコンサートまで様々な催しを行うホールは、あらゆるものを包括する「漆黒の箱」。白と黒の対置という明快なコンセプトが、ホールの非日常性を強調し、舞台への観客の意識を高め、演者からは精神性の高いホール空間という評価を得ている。
多目的ホールの音響は、歌声や台詞など様々な発声の明瞭性の確保と楽器の適度な響きの両面性が求められるが、ここでは超高層ビルの中に閉じた箱として浮かせることで「静けさ」を確保し、空間の大きさ、側面壁のディテールなどによって「ほどよい響き」を獲得している。

ホール会議室エリア面積:6,020m2
ホール会議室エリア階数:地上6階~10階
プロジェクトアーキテクト:三菱地所設計
デザインアーキテクト:インゲンホーフェン・アーキテクツ
ホール設計協力:KAJIMA DESIGN
  • 図版:サンケイホールブリーゼ
  • 図版:サンケイホールブリーゼ
  • 図版:サンケイホールブリーゼ
  • 図版:サンケイホールブリーゼ
  • 図版:サンケイホールブリーゼ

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