”タテモノ”から”まち”へ

分譲住戸179戸、保育所・物販･飲食・クリニック等の商業テナント、事務所テナントからなる複合施設を、「タテモノ単体」ではなく「まちづくり」として人が集まる場所を仕掛けたプロジェクトである。
計画地は、横浜駅東口から徒歩7分、ポートサイド地区の最後に残ったウォーターフロントの区画である。スーパーRCフレーム構法による29層のタワー棟、鉄骨造4層の低層棟、それらをつなぐコロネード・デッキ空間から構成される建物の共用部のあちこちには、地区計画の「アート&デザインの街づくり協定」に基づき、4人の作家と住民の協働によるアートワークが配され、ヒューマンで自由な、アートと共に楽しむ地域活動の場が提供されている。