響きあう技術

緑豊かなアステラス製薬つくば研究センター内に立地する、最先端の医薬品を生み出すための創薬研究所。庭園に面した柔らかなデザインのオフィスエリアと機能的な実験エリアを吹き抜け空間で繋ぐ構成としている。自然光溢れる吹き抜け空間は、研究者の想像力を活性化するコミュニケーションスペースである。ダブルスキンカーテンウォール、太陽光パネル、免震構造、ISS、メカニカルバルコニーといった多彩な技術を採用することで、研究者や環境に優しく、災害にも強い機能的な研究所となることをめざしている。デザインにおいては、これら技術が互いに響きあい、統合されて、ひとつのハーモニーを形成するように心がけた。