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早稲田大学 本庄高等学院
95号館

埼玉県本庄市栗崎

2012年1月

図版:早稲田大学 本庄高等学院 95号館 のメインイメージ

文化を引継ぎ、新たな時代を拓く 新校舎

丘陵地にあるキャンパス全体に点在する施設群と豊かな自然。創立30周年を機に大学が描いたキャンパス将来構想と基本ダイアグラムに基づき、キャンパス南麓の既存グランドに面して建つ新校舎である。
外観は合理性を追求したシンプルな形態である。アルミ製エキスパンドメタルによるシームレスなスクリーンを窓の前面に設け、バードストライク抑制と室内の温熱・光環境の快適性向上を両立している。
インナーエリアでは、「交流ラウンジ」を中心とした回遊性に富んだ空間が、3フロアに構成された教室群を有機的につなぐ。高さの異なる吹抜や段状の階段、滞留できるスペースを連続させ、多様なアクティビティとコミュニケーションの誘発を期待している。移動教科型教育システムとともに学院固有の文化を醸成してきた旧校舎の中庭を囲う空間特性の発展的継承も意図している。

延床面積:9,070m2
階数:地上3階
主要技術:エキスパンドメタルおよびその製造方法、エキスパンドメタルを用いた有孔壁
受賞:第46回SDA賞、2014年日本建築学会作品選集
  • 図版:早稲田大学 本庄高等学院 95号館
  • 図版:早稲田大学 本庄高等学院 95号館
  • 図版:早稲田大学 本庄高等学院 95号館
  • 図版:早稲田大学 本庄高等学院 95号館
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