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野菜倶楽部 oto no ha Café

東京都文京区関口

2013年3月

図版:野菜倶楽部 oto no ha Caféのメインイメージ

都心の防火地域に
木質感豊かな木造建築を実現

目白通りに面し、東京カテドラル、椿山荘、野間記念館の緑豊かな自然と文化に恵まれた立地にあり、自家農園産の有機無農薬野菜を提供するカフェとして、木造とすることが企図された。路線防火地域の指定から耐火建築物となるが、通常の耐火木造は構造体が石膏ボードで覆われ木が全く見えない。そこで「木の見える化」を実現すべく新開発の耐火認定集成材「FRウッド」を採用した。FRウッドは、難燃薬剤処理層で荷重支持部を覆ったスギ材による純木質耐火集成材で、木そのものの柔らかさ、香り、優しさを備えている。これらを建物の中央3列に独立柱と飛び梁として用い、ダイナミックな吹抜空間を構築した。FRウッドと天井・床・サッシュの木質感豊かな内装は、隣接する野間記念館庭園の緑と見事に協奏し、品格高い都心の木造建築としてその新しい魅力を発信している。

延床面積:243m2
階数:地上3階
基本設計:音羽建物
主要技術:FRウッド
受賞:第1回ウッドデザイン賞、文京区都市景観賞 景観創造賞、
第17回木材活用コンクール特別賞
  • 図版:野菜倶楽部 oto no ha Café
  • 図版:野菜倶楽部 oto no ha Café
  • 図版:野菜倶楽部 oto no ha Café
  • 図版:野菜倶楽部 oto no ha Café
  • 図版:野菜倶楽部 oto no ha Café

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