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東熱ビル

東京都中央区京橋

2013年9月

図版:東熱ビルのメインイメージ

自然現象のもつ優しさと滑らかさ

半世紀を越え京橋に根付く建築設備工事会社の新社屋は、培われてきた専門技術を活かした「都心型中小オフィスビルの省CO2モデル」として計画された。快適なクールビズ運用を可能とする対流併用型放射空調のほか、ワーカーへ自然換気を促す窓開けナビ、施主独自の技術である冬期加湿に優れたウェットエア空調など、新規性が高い環境配慮技術を採用し、高密度な都心部の中でも快適な執務空間づくりを試みた。また様々な角度と陰翳を持ったアルミルーバーによるファサードは、「空気の流れ」を扱う企業イメージを表すと共に室内の熱負荷低減にも寄与し、新社屋の顔として先鋭的なプレゼンスとなっている。自然の移ろいを感じさせるこのファサードの優しい表情が、京橋の風景に滑らかに溶け込み、新たな企業発信の象徴となるよう願っている。

延床面積:5,864m2
階数:地下2階・地上14階
共同設計:隈研吾建築都市設計事務所(外装監修)
主要技術:対流併用型放射空調
受賞:第13回環境・設備デザイン賞
  • 図版:東熱ビル
  • 図版:東熱ビル
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