洗足学園音楽大学
シルバーマウンテン・eキューブ
神奈川県川崎市高津区久本
2013年8月
キャンパスに新たな風景をつくる
1946年に開かれた溝の口キャンパスは、高度で多様な音楽教育の場として整備が重ねられた現在、中央広場のまわりにさまざまな形の棟が群島のように配された姿になっている。今回の計画には、それらの再編の起点となり、新たな発展を先導する役割が与えられた。使用頻度の高い3層のリハーサル室からなる教室棟、手続き等で学生との接点となる5層の事務棟。正門からこの2つの棟の間を抜けて中央広場にいたる軸線を新たにつくりだし、主要な動線とし、広場をキャンパス全体の交流の核として再生することを意図している。
教室棟の三次元自由曲面からなる特徴的なボリュームはステンレス板で覆われ、静謐な輝きを放っている。一方、キュービックな事務棟は同系3色のモザイクタイルの外皮が華やぎを生んでいる。対比的な姿形がアーチストの卵たちの創造力を喚起し、キャンパスの魅力をさらに高めるよう願っている。
延床面積:5,084m2
階数:地下1階・地上5階
共同設計:k/o design studio
主要技術:三次元自由曲面の設計・施工
受賞:2016年日本建築学会作品選集、第58回神奈川建築コンクール 優秀賞、
2014年北米照明学会照明賞 award of merit、第15回ステンレス協会賞、
第41回東京建築賞、第24回AACA賞、第59回 BCS賞
階数:地下1階・地上5階
共同設計:k/o design studio
主要技術:三次元自由曲面の設計・施工
受賞:2016年日本建築学会作品選集、第58回神奈川建築コンクール 優秀賞、
2014年北米照明学会照明賞 award of merit、第15回ステンレス協会賞、
第41回東京建築賞、第24回AACA賞、第59回 BCS賞