宮城球場 内野3塁側スタンド(楽天Koboスタジアム宮城)
宮城県仙台市宮城野区
2015年3月
進化し続けるBALLPARK
2005年春、新球団誕生。その際に老朽化した球場を語り草になるほどの突貫工事を経てプロ野球球場へ改修。以来、毎年改修を重ねてきた。2013年、球団が日本一となったオフシーズン、早期に3,000席の増席が求められた。短期で設計・許認可業務を行い、翌年の開幕と同時に着工、シーズン中の短工期・居ながら施工により8月竣工、月末より運用を開始した。スタンドを、奥行の異なる段床を持つ2つの棟に分け、2棟を共通断面に整理することで部材を単純化し、ローコスト化と工期短縮を実現した。既存の照明塔を取り込んだスタンドは、一般席に加え、ファミリーシート、パーティーデッキ、立見席、モニターのあるソファ席などの観客席とフィールドが望める広いコンコースで構成。多様な楽しみ方のできる場がフィールドを取り囲む。10年前に掲げたコンセプトが、今なおボールパークを進化させ続けている。
延床面積:4,637m2
階数:地上3階
主要技術:プレキャスト段床、避難シミュレーション 写真:永石 秀彦
階数:地上3階
主要技術:プレキャスト段床、避難シミュレーション 写真:永石 秀彦