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神奈川工科大学 先進技術研究所

神奈川県厚木市下萩野

2014年5月

図版:神奈川工科大学 先進技術研究所のメインイメージ

キャンパスの中心としてのデザイン

神奈川工科大学のキャンパスは、芝生広場を中心とするグランドデザインに基づいて再構築が進められてきた。この広場の一画に、有望な研究成果を実用化し、広く社会に貢献・アピールする目的で建てられた、研究と展示空間からなる建築。平面は、多方向からのアクセスのしやすさ、目の触れやすさを考慮して広場の形状に沿う6角形とし、建物高さは、広場を囲む校舎群に共通する2層分のピロティに揃え、さらに1階の壁面を後退させて広場の開放感の維持を図った。また、内側の6本の柱に水平力を負担させて外周柱の直径を165mmに抑えた構造計画とガラスカーテンウォールにより、内外が連続する透明性の高い空間を実現している。行き交う人々の目に内部の研究活動や展示が自然に留まり、学内外の交流の活性化を促す新たな場となることを期待している。

延床面積:1,233m2
階数:地上2階 写真:川澄・小林研二写真事務所
  • 図版:神奈川工科大学 先進技術研究所
  • 図版:神奈川工科大学 先進技術研究所
  • 図版:神奈川工科大学 先進技術研究所
  • 図版:神奈川工科大学 先進技術研究所
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