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ラ・サール学園学生寮

鹿児島県鹿児島市小松原

2013年12月

図版:ラ・サール学園学生寮のメインイメージ

集まり、暮らす新しい学び舎

進学高として名高いラ・サール学園の学生寮である。創設期からの伝統を受け継ぐシンボルである学生寮は、学園の発展に伴い段階的に分散して建設されたが、老朽化対策が喫緊の課題であった。これら旧寮を新たに集約し、学園の伝統を発展的に継承することが計画の基本フレームである。この寮では600余名の中学生と高校生が共同生活を営み、舎監がこれを運営管理する。彼ら三者の生活が円滑に行われるように関係性にかたちを与え、集約するメリットの最大化を探求することが計画上のテーマであった。
桜島を望む南国の広く恵まれた敷地の一角に、三者の関係を「ロの字型・中高一体ドミトリー」として結実させた。この中庭を囲むプランが、快適な共同生活と機能的な運営管理を両立させることをめざして。

延床面積:10,699m2
階数:地上4階
主要技術:FR板合成スラブによるフラットスラブ工法 写真:西日本写房福岡
  • 図版:ラ・サール学園学生寮
  • 図版:ラ・サール学園学生寮
  • 図版:ラ・サール学園学生寮
  • 図版:ラ・サール学園学生寮
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