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多摩美術大学アートテーク

東京都八王子市鑓水

2015年8月

図版:多摩美術大学アートテークのメインイメージ

芸術の明日へ踏み出す

多摩美術大学創立80周年記念事業の一環であり、旧図書館跡地に建設された八王子キャンパス計画を締めくくる建築。図書館とメディアセンターが対をなすように、美術館と対になるアートテークは、「アート」「デザイン」「資料」を見て、触れ、研究し、発信することを目的とした芸術総合棟である。外部仕上げは既存の校舎群と同じRC打放しとし、内部もRCの素材感を活かすべくあえて仕上げ材で覆わず、間接光により全体の調和を図ることで、主役であるアート・デザイン・資料を引き立たせるシンプルな空間としている。外形は縦・横方向に雁行するRCとガラスの大小のキューブが、キャンパスの頂部にあたる丘の斜面に差し込まれたような抽象的な形態で、正面の7mに及ぶオーバーハングが緊張感をもたらしつつ、来館者を迎え入れる役割を果たしている。

延床面積:4,208m2
階数:地下1階・地上4階
共同設計者:多摩美術大学環境デザイン学科 田淵諭 写真:石黒写真研究所
  • 図版:多摩美術大学アートテーク
  • 図版:多摩美術大学アートテーク
  • 図版:多摩美術大学アートテーク
  • 図版:多摩美術大学アートテーク
  • 図版:多摩美術大学アートテーク

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