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日本光電総合技術開発センタ

埼玉県所沢市

2016年7月

図版:日本光電総合技術開発センタのメインイメージ

都市環境と対話するワークプレイス

医療機器メーカーの研究開発施設である。拠点集約による能率向上と創造的な研究開発の場の創出に加え、駅前に建つことから、企業の先進性発信と研究機能の機密性確保を両立する都市との関係構築も計画の主題と捉えた。南北で異なる表情をもつ外観の構成は、駅前へのプレゼンス確保と住宅地への圧迫感の低減、敷地内レベル差の解消といった敷地条件や実験室条件から導き出された。基準階では、光環境をテーマに研究空間の快適性向上を試みた。日射や視線を制御する外装ルーバーと太陽光を柔らかな拡散光へ変換する「かざしガラス」の組み合わせによる眺望と採光を確保した窓廻りや、明るさ感を向上させる天井システム等、建築計画と構造・設備技術の融合により、閉鎖的になりがちな研究所において、プライバシーを守りながらも周辺環境と連続する開放的なワークプレイスを実現している。

延床面積:16,207m2
階数:地上10階
受賞:日本建築学会作品選集2018 写真:エスエス東京、島尾望、川澄・小林研二写真事務所
  • 図版:日本光電総合技術開発センタ
  • 図版:日本光電総合技術開発センタ
  • 図版:日本光電総合技術開発センタ
  • 図版:日本光電総合技術開発センタ
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