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日本カーバイド工業
新研究開発センター

富山県滑川市

2016年10月

図版:日本カーバイド工業新研究開発センターのメインイメージ

豊かな風土と対話するワークプレイス

高い技術力を武器に化成品、機能フィルム、電子部材等、幅広く特色ある事業を展開する総合化学メーカーの研究開発センター。創業80周年を機に国内4か所に分散していた研究部門を統合し、連携を深めることで技術の進化、誘発を促す研究環境が求められた。
立山連峰を源流とし富山湾にそそぐ早月川の河岸に位置する敷地は、扇状地特有のなだらかな傾斜と、山と海を結ぶ強い軸性に特徴づけられている。その軸線に沿って階段状のアトリウムを形成し、両側にラボとオフィスを配する空間構成をベースとした。アトリウムの周辺にはさまざまなタイプの打合せ空間のほか展示スペースやライブラリーを設け、自然光を柔らかく採り入れるハイサイドライド、風景を切り取る窓を効果的に配置した。潤い豊かな富山の自然を感じながら、対話と思索を通じて新たな着想を生む場の創出を意図した。

延床面積:6,148m2
階数:地上3階
受賞:第28回北陸建築文化賞、第49回富山県建築文化賞 写真:エスエス
  • 図版:日本カーバイド工業新研究開発センター
  • 図版:日本カーバイド工業新研究開発センター
  • 図版:日本カーバイド工業新研究開発センター
  • 図版:日本カーバイド工業新研究開発センター
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