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NGKセラミックスタイランド
新工場

タイ サムットプラカン県

2017年4月

図版:NGKセラミックスタイランド新工場のメインイメージ

伝統的住居に着想を得た高床式工場

自動車排気ガスの浄化用セラミックス担体の分野で、世界トップシェアを誇る日本ガイシのタイ初進出となる工場である。敷地はバンコク近郊の海抜0.7mの軟弱地盤地帯にあり、その敷地特性より洪水・地盤沈下対策が求められ、タイの伝統的住居に着想した「高床式工場」を提案・実現した。発熱量が大きい焼成炉が設置された生産エリアでは、床面を上げたことによって生じる床下空間を給気チャンバとして全面利用している。「床吹出・屋根排気」による重力差を利用した高効率置換換気システムの採用により、空調なしでありながら居住環境を向上させ、省エネにも大きく貢献している。事務棟・厚生棟は、強烈な日射をコントロールする深い庇や、風の抜ける心地よい回廊空間等により、南国の気候風土に呼応するデザインを展開し、働く人・訪れる人と地球にやさしい建築を目指した。

延床面積:67,618m2
階数:地上3階
共同設計者:LAB(ランドスケープ) 写真:WISON TUNGTHUNYA
  • 図版:NGKセラミックスタイランド新工場
  • 図版:NGKセラミックスタイランド新工場
  • 図版:NGKセラミックスタイランド新工場
  • 図版:NGKセラミックスタイランド新工場
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