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弘前市運動公園野球場
「はるか夢球場」

青森県弘前市

2017年5月

図版:弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」のメインイメージ

周囲に開かれた野球公園

弘前市運動公園内にある築37年の野球場の改修プロジェクト。宮城球場、開成山野球場に続く設計施工一体による企画提案。メインスタンドは公園全体のクラブハウスであるとともに市民の防災拠点として位置づけられ、外野席を公園のランドスケープに溶け込ませる計画には他の改修事例と同様の「周囲に開かれた野球公園(ボールパーク)」というコンセプトが貫かれている。こうした構成は、類型化された野球場が多く建設されている中、これからの公共球場の在り方を示している。三角形に整理されたメインスタンド(クラブハウス)のシルエットは津軽の象徴「岩木山」の稜線を、プロ野球公式戦用に増強された照明塔は津軽三味線の撥を連想させる。竣工の年、ユニークに蘇ったこの球場で青森県では29年ぶりとなるプロ野球1軍戦が開催された。

延床面積:3,508m2
階数:地上3階
主要技術:耐火性能検証法による無耐火被覆の鉄骨造スタンド 写真:永石写真事務所
  • 図版:弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」
  • 図版:弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」
  • 図版:弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」
  • 図版:弘前市運動公園野球場「はるか夢球場」
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