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帝國製薬日本橋本町二丁目ビル

東京都中央区

2018年6月

図版:帝國製薬日本橋本町二丁目ビルのメインイメージ

日本橋の景観と調和する
様式美を備えたオフィスビル

消炎鎮痛パップ剤のパイオニアである製薬企業が創業170周年を記念し、事業ビルとして建設したオフィスビルである。敷地は江戸時代から薬種問屋が集まる日本橋本町に位置し、歴史と風格ある街並み形成への寄与が求められた。
地区計画を活用したゆとりある屋外空間により、通りに賑わいが生みだされ、黄金比に則して整えられた三層構成の様式的な石積みのファサードが、同じく石の外装の建物が多い周囲と調和している。エントランスは、利用者を迎え入れる場として温かみと高揚感のある空間が意図され、斫りの粗さを変えた石壁が季節や時刻の変化に応じて多彩な表情を見せる。
大型再開発が進む地域にあって、街並みに溶け込みつつ、固有の存在感、重厚な品格を備えた佇まいとなっている。

延床面積:12.654m2
階数:地下1階・地上9階
共同設計者:ランドスケープデザイン(外構設計) 写真:FOTOTECA、エスエス
  • 図版:帝國製薬日本橋本町二丁目ビル
  • 図版:帝國製薬日本橋本町二丁目ビル
  • 図版:帝國製薬日本橋本町二丁目ビル
  • 図版:帝國製薬日本橋本町二丁目ビル
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