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東京都済生会中央病院新主棟

東京都港区

2018年5月

図版:東京都済生会中央病院新主棟のメインイメージ

都心にたつ急性期災害拠点病院

都会の病院としてふさわしい品格あるデザイン、また、周囲を挟まれた限られたスペースの中で高度医療を実現できる空間づくりがテーマであった。それを受けて、シンメトリーな正面性を持つ「病院の顔」がつくられ、行動シミュレーション技術により検証した総合待合、東京タワーの見えるデイルーム、病室、会議室など、都心ならではの空間が実現されている。高度医療としては、ハイブリッド手術室を含む12室の手術室、LDRをもつ産婦人科の再整備、救命救急センターなど、今後の新たな医療需要に対応可能な施設となっている。災害拠点病院としては、免震構造に加え、コジェネ、非常用発電、災害用井戸、既存躯体を利用した非常用水槽など、災害時にも医療機能を維持可能とし、より一層、地域の中核病院としての機能を果たせるよう、施設・設備の充実が図られている。

延床面積:30,250m2(増築部分)、46,549m2(全体)
階数:地下1階・地上14階
基本設計:横河建築設計事務所
実施設計・監理:KAJIMA DESIGN
主要技術:ストライド構法、行動シミュレーション、鹿島手術室新空調システム 写真:川澄・小林研二写真事務所
  • 図版:東京都済生会中央病院新主棟
  • 図版:東京都済生会中央病院新主棟
  • 図版:東京都済生会中央病院新主棟
  • 図版:東京都済生会中央病院新主棟
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